ダイアトニックコード以外のコードってオシャレですけど、
分かりにくいですよね。
以前セカンダリードミナントについてやりましたが、
アレ、専門用語的に言うと、借用和音って言います。
他の調のV7コードを借りてきて、今の調に使うってことですね。
例えば
C△7 Dm7
この進行で、
Dm7を仮のIと見立てて251を作るって発想で、
C△7 Em7b5 A7 Dm7
これにしましたよね。
このとき、
Em7b5とA7はCメジャーのキーには無い音を使ってるコード(他の調のコード)です。その調から借りてきてるから、借用和音ってわけです。
実際、Em7b5 A7 Dm7 は Dマイナーの251ですから、
ここはDマイナーキーに一時的に転調してるとも言えるわけですが、
この進行の後またCメジャーのコードに戻るなら、
ほんと一時的ですね。
転調って言うと、もっと長いスパンのことを指すことも多いので
(例えば曲の前半と後半でキーが違うとかですね)
C△7 Em7b5 A7 Dm7
この進行を見て、一時的に転調してるって言う人もいれば、
Em7b5 A7は借用和音で、この進行通してCメジャーで考えるって人もいるみたいです。
ってなワケで、他の調からコードを借りてくるって考え方。
これには、この借用ドミナントともう一つ、
借用サブドミナント
ってのがあります。
どういう奴かというと、
メジャーキーの曲で、
その同主調のサブドミナントコードを使う
ってやつです。
Cメジャーで言うと、
その同主調はCマイナーですね。
マイナーキーのサブドミナントはIVm7ですから、
CマイナーならFm7です。
つまり、
Cメジャーのキーで、
Fm7を使う
ってことです。
一般化していえば、
メジャーキーで IVm7
これです。
マイナーキーから借りてきたサブドミナントなので、
サブドミナントマイナーといいます。
これを使うと、いっきにエモくなるというか、
切なくなるというか。
例えば
C F
の進行と
C Fm
の進行を聞き比べてもらうと、
C Fmの圧倒的なレディへ体験ができるはずです。
これからコード進行を見て、IVmとかIVm7が出てきたら、
サブドミナントマイナーかな? と思ってください。
(このときどんなスケールを。。って考えるのは、またの機会にします。なぜなら。。↓)
で、だ
サブドミナントマイナー、実はもうちょっと複雑です。
基本的には IVm7だなって思っておけばいいし、
ポップスではこれ結構頻繁に使われるので良く見ることになるだろうと思いますが、
実は、あと2つポイントがございます。
1.同主調のマイナーキーの、IVm7以外のサブドミナントコードも借りてこれる
2.このIVm7に色々手を加えたコードも、サブドミナントマイナーかわりに使える
ってことで、一言で言うと、
結構多い
ってことなんです。。
というわけで、練習日記67に続く!!!
0 件のコメント:
コメントを投稿