2017年8月8日火曜日

ベース練習日記63 簡単なウォーキングベースラインの作り方1


今日は、今までやってきたことを踏まえた上で、簡単なウォーキングベースの作り方について考えてみます。

いろんな動画でいろんな先生が同じことを言っているので(笑)、
知っている方も多いかもしれませんが、お付き合い下さいませ。

題材には枯葉を取り上げたいと思います。


ってことでまずは、枯葉のコード進行を見てみましょう。



















こんな感じです。

ここから今日は、最初の一行のベースラインについて考えてみます。
この曲はBbメジャーの曲なので、BとEにフラットが付きます。



最初のコードはこちらですね。

Cm7 F7 BbM7 EbM7


今日はあんまり新しい考え方でてこないというか、
今までやったことの復習になるとおもいますので、
なにかわかんないことがあれば過去記事をみてみてくださいね。


ってことでまず。


最初にやり方を発表してしまいます。

ウォーキングベースですから、
1拍に1つの音を鳴らすだけです。リズムについてはとりあえず考えなくて良く、
とにかく何の音を鳴らせばいいかを考えればよいわけです。

それを踏まえた上で、やり方はこうです。


ステップ1) 1拍目はルート
ステップ2) 3拍目はコードトーン
ステップ3) 4拍目は次のコードのルートの半音上下、または長二度上、またはP五度上/P4度下
ステップ4) 2拍目は1拍目と3拍めの間の音




単純。。


でもこれ、けっこうそれらしくなるんですよ笑


さて。


まず曲冒頭の

Cm7 F7 のところで、
Cm7の時どう弾くかを考えてみましょう。


ステップ1


1拍目はルートですから、

1小節目の頭はC
2小節目の頭はF

ですね。

最初CはA弦3フレのCで取るとして、

2小節目の頭のFは、 そのCから

上のFか、
下のFか、

まあ好きなほうを選びます。とりあえず上のFに行ってみましょう。









ステップ2.

3拍目はコードトーンでしたね。


ウォーキングベースは、なるべく音が跳躍しないで、
段々あがったり段々下がったり、って動き方が基本になるので、



CとFの間の、
Cm7のコードトーン 



を弾くことにすると、自動的にEbになります。








ステップ3



4拍目は、

次のコードのルートの半音上下、または長二度上、またはP五度上/P4度下

でしたね。

3拍目でEb、で次の小節の頭がFですから、
ちょうどいいので 4拍目はその真ん中、 Eの音にしましょう。
これは、次の小節の頭の 半音下 ってことになります。







ステップ4


2拍目は、

1拍目と3拍目の間の音

ですね。

ここでちょっと注意です。

間の音って言われても、どれ弾いたらいいんだろう。。ってなっちゃうこともあるかと思います。

んで、こういうとき、今までやってきたスケールの考え方が生きてくるんですね!

さて。
いま我々は、Bbメジャーキーの曲で、Cm7のコードにいます。

Cm7 F7 BbM7 ってコード進行ですが、

これ、良くみると、

IIm7 V7 IM7 という進行で、
どれもBbメジャーのダイアトニックコードであることがわかります。
(さらに言うと、これはツーファイブワンの進行です。)


なので、いま自分がいるCm7のコードは、
曲全体のキーと同じ、Bbメジャーキーと考えていいな、とわかります。


ということは、IIm7であるCm7コードの上では、

とりあえずBbメジャーの第二モードスケールを弾いておけば、キーから外れた音にはならないから安心ってことになります。



Bbメジャーの第二モードは、 Cドリアン ですね!
ってことで、Cm7ではCドリアンから音を選べばいいってことが分かりました。


で、今のところ、
このCm7では一拍目ルートのC、
3拍目は短三度のコードトーンEbを弾くってとりあえず決めてあります。


この間にある音で、Cドリアンにある音は。。

ルートと3度の間には2度しかないから2度の音だな。
ドリアンの2度は長音程だな。

よって、Dの音! と分かりました。












(ステップ4の裏技)


2拍目の音を決めるやり方なんですけど、
ほかのステップより若干あたまを使いますよね。
キーとかスケールとかを考えないといけないので。

でも、安心して下さい。
弾きながら頭がこんがらがってしまったとき、応急処置的に状況を打開する方法があります。

そもそも、

1拍目と3拍目にコードトーンを配置したのはなんでかというと、
1拍目と3拍目が強拍(ダウンビート)であり、
そこでコードの音を鳴らすと安心するからなのです。

この性質があるので、

ステップ3では、次の小節のルートにつながりやすい音(半音上下とか、5度上とか)を、今のキーとかコードとか関係なく4拍目に使ったわけです。どうせ次安心するから、その直前はちょっと不安定でもいいや、みたいな感じです。テキトーです。

これを、ステップ4にも応用しちゃいます。
つまり、3拍目のコードトーンに向かって、そこに繋がりやすい音を、2拍目で使うわけです。


これを使うと、頭の中はこんな感じです。

Cm7だからとりあえず一拍目C
つぎのコードF7だから、3拍目はEbとして。。

あれ、2拍目どうしよう

あれあれあれ

もういいや!キーに入ってるか知らないけど3拍目Ebの半音下のDを二拍目で弾こう!!


みたいな。
今回はたまたま、ステップ4で考えた音と同じになりましたが、
べつにならなくても大丈夫です。

割と上手く行きます。試してみて下さい笑






というわけで、4つのステップを使って、
まずは1小節分のラインを作ることができました笑

思ったより長くなっちゃったので今日はこの辺で一旦終わって、
次の記事でまた同じやり方でベースラインを作ってみようと思います!




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