2017年10月5日木曜日

英語動画紹介08 : 6 Hacks for Better Bass Lines | Hack Music Theory




今日は久しぶりに、英語動画紹介をしてみます。

より良いベースラインのための6つの方法、みたいなタイトルです。
最近Hackって単語流行ってますよね。近道みたいな、コツみたいな、そんな意味みたいですかね。

さて、どうやったらありきたりのベースラインから脱却できるか、ってことで、
次の6つのアイデアを紹介しています。



大事なのは次の6つ:

1 強い音程
2 モチーフ
3 シンコペーション
4 ルート以外の音
5 オクターブ
6 休符



まず1:20から、題材となる曲のコード進行の説明です。

キーはAマイナー。

コード進行は

Am F/A Am C/G G Gsus4

ですが、オンコードは転回系なので、
無視して番号で言うと、

I   bVI  I  bIII  bVII  bVIIsus4

これをまずルート弾きしたものを2:45あたりでまず聴きます。
んでこれはつまんないよねとディスります笑
この先生絶対飲んだら楽しいタイプ。。



2:54から、1 強い音程 について

完全4度、完全5度の進行はベースでそのままルート弾くとつまらなくなるそうです。
これを、動画では”弱い”と言ってます。

なので、コードが完全4度、完全5度で進行しているところは、
コードの間に別の音を入れることによって面白くしましょう、というアイデアです。

んでコードとコードの音程を見て行きます。

Am-F と
F-Am と
Am-C は完全4でも完全5でもないのでそのまま、

でもC-Gのところは完全5度なので、ここを変えます。
3:45くらいから。
CとGの間に、コードCの長3度であるEを入れます。

こうすると、C-E もE-Gも完全4でも完全5でもないからいいでしょってことですね。

4:13から。忘れられがちだけど、コードをループするときは最後のコードから最初のコードに戻る進行もチェックしてね、と言ってます。

ですがこの場合G-Aは完全4でも完全5でもないので大丈夫ですね。
これで、ベースラインが完全4、完全5で動くところはなくなりました。
4:23から、いまのラインを聴いてみます。



4:31から、2 モチーフ について

モチーフというのは、とっても短いリフというか、旋律の形みたいなものです。
モチーフの考え方を取り入れることによって、覚えやすいラインになります。

先ほど完全5度のところにEを入れましたが、
CからEにあがりましたね。で、Gに下がりました。

あがって下がる、というのをモチーフと考えて、
このモチーフを他のコードでも使うってことですね。

5:05から、コードGの最後に、E(長6度上)を入れ、
その直後Cに戻ります。これはGの完全4度ですね。
ここはGsus4のコードなので、コードトーンを入れてるってことです。

ここでもあがって下がったわけです。同じモチーフを使ったってわけですね。

で最後の音を高いAにします。これはGサス4の長2度の音で、テンションですが、
その後最初に戻るとコードがAmなので、そのルートを先取りしてますね。

モチーフを組み合わせて、あがって下がってあがるってパターンを作ったってことですね。

5:35から、いま出来たものを聴いてみます。
モチーフ(上下する)の考え方どおり、最後の方がウネウネしてますね。


5:43から、3 シンコペーション について


オフビートを強調するシンコペーションをいれよう、のコードです。
ステップ2でモチーフを入れたとき、進行の最後のほうでオフビートを強調するシンコペーションがすでに入ってますが、もっと入れよう、ってことです。

最初のAmのコード、ルートを1.5拍延ばしてるところを、
半分にわけます。(6:20くらい)
16分3つずつになりますが、16分のオフビートはスリリングよ、と仰ってます。

同じことをCでもやります。
1.5拍伸びる音を半分にするっていうモチーフがここでもできたね、イェーイとか言ってます。


6:48から、4 ルート以外の音 について


ここまでやってきたけど、まだルートばっかりよね、
ルートはコードの基礎だから大事だけど、予想しやすいしつまらないわ、と仰ってます。
どんだけ危険なのがすきなんでしょうか。


いままで触ってないFのコードをちょっといじってみましょう。
っつって、普通に長3度入れます。Fの長3度だからAですね。

で、同じ事を次のAmでもやりますが、Amなんで短3度、Cです。

まーとりあえずルート以外を弾こうと思ったらコードトーン弾きゃまちがいないな、ってことですね。


8:07から、5 オクターブ について


オクターブはベースの必殺技らしいです。

これも4度とか5度と同じ完全音程なので、メロディーで使うとつまんないし跳躍が大きくてやりにくいわであんまり良いこと無いけど、

弾くの難しくもなく、もともとルートを弾くことが求められるベースでやればピッタシだわ、みたいな説明がされます。

さっきAmとCでシンコペーションつかいましたが、
その後半をオクターブあげます。9:07くらいです。

ついでにFの最後も高いFにしちゃいます。

9:17くらいから試しに聴いてみます。
なんかやりすぎな気もしますが。。


9:26から、6 休符 について


休符を気持ちいいところに入れると、フレーズに区切りが生まれ、
他の楽器もやりやすくなって、次のコードを強調する効果もあり、
かなり良い感じよ、といいます。

といって、真ん中のAmの最後に16分で休符を入れてます。





という感じで、如何だったでしょうか。
最後にできたベースラインが好みかどうかは置いておいて、

でも考え方自体を覚えておけば、これからなにかの曲をコピーするときに自分なりのラインをつくるヒントになるんじゃないかと思います。

ご参考まで!

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