2017年8月22日火曜日

ベース練習日記68 分数コードとサブドミナントマイナーを使った曲を分析してみる


最近分数コードとサブドミナントマイナーを記事にしたのですが、
それはなぜかというと、



さくら学院のmy graduation tossという曲にハマっているからです






この曲、私の世代では好きな人が多いthe brilliant greenの人が書いてるんです。
ブリグリすきだったなあ。。
噂によるとトミーが歌ったバージョンの音源もこの世にはあるとか。。



で、my graduation tossですが、
我が師、毛氏に教えてもらったところによると、
サビのコード進行はこんな感じです。
きみにおくる。。。のところからです。
















キーはDメジャーですので、
Dメジャースケール : D E F# G A B C#

ダイアトニックは、まあこれポップスなんで3和音で書くと


Em
F#m


Bm
C#m


ってことで、ダイアトニックコードに色をつけると



















分数コードが目に付きますね。
ってことでまずは分数コードについて考えます。



出てくる分数コードは

F#m/C#

Am/C

Gm/Bb


の三つ。




で、


まず、分母になってる音はみんなコードトーンですから、


どれも基本的には、

F#m
Am
Gm

と考えていいですね。




じゃあなんでわざわざ分数になってるか。


最初の6小節間の、ベースの動きに注目してください。



D C# C B 


ってなってますよね。
これ、半音ずつ下がってます。


こういうふうにベースラインが半音であがっていったり下がっていったりするのを、
ラインクリシエって言ったりします。
(元々ラインクリシエは、分子のコードがずっと一緒で、分母のベース音だけ動くことを指すって説もあるみたいですが、まあ大きく捉えて、同じようなことと考えていいように思います)


こう考えると、
こういうふうにベースを動かしたいって意図が、
このコードを書いた人にはあったんだなあ。。
って分かると思います。


さらにいうと、この最初のコード進行(分子だけ)、


D F#m Am B7 


これを見たとき、我々べーシストとしては、
あーこれクリシエできんじゃん。
とパッとわかるようになりたいところです。

で、
1番は普通にルート弾いて、
2番はクリシエして、

とか。
コード名みた瞬間にコードトーンの名前が出るって大事ですね。




というわけで、分数コードは、こんな感じでベースラインをスムーズに動かすために使われることが多いので、その例としてご紹介でした。




で、次。


1行目はダイアトニックだからまあいいとして、

2行目、
Am B7 Em7

って進行。

これ、コードの響きを聞いてもらうと分かりやすいですが、
Eに向かって落ち着く進行ですね。1番の歌詞で宝物をあつめたところです。
あつめたんです。過去形です。従ってコード進行も一度落ち着くわけです。
サビのメロディーもEのところでひと段落ですよね。

ここはやっぱりB7に注目ですね。
BからEで4度上に進行してるし、ドミナント7ですから、
B7-Em7はEマイナーのファイブワンです。落ち着くはずです。


で、あーここじゃあキーがEマイナーって考えてもいいのかなって考えると、
その前のAmは普通にEマイナーキーのダイアトニック、IVmって考えられるので、
4-5-1っていう超基本進行だってわかります。


で、Em7はDメジャーキーのコードですから、
Em7でDメジャーに戻ってきてるわけです。


戻ってきたんですが、

次もダイアトニック以外のコード、 Gm/Bbです。



Dメジャーで考えると、

Gは4番目のコードで、G(G△7)のはずのところ、

Gmになってるわけです。



あれ、これどっかでみたことある



4番目のメジャーコードがマイナーコードになってるわけです。


もうお分かりですね。


こいつサブドミナントマイナーです。



しかもですね、


Em7 から Gm/Bbの流れ、
気持ちいいですよね。


Em7 は  E G B D

ここから   G Bb D


これ、実際変わってる音は、Eが抜けて、BがBbに半音下がっただけです。

こんな感じで、音があんまり変わらないコードチェンジは自然に感じるらしいんですね。

自然な感じでサブドミナントマイナーであるGmに移行したわけです。なんならBbをルートにすることによって(*サブドミマイナーに大事なのは短6度の音でしたね。キーDメジャーで短6度はBbです。)サブドミ感を強調されています。


ナイスです。


卒業の切ない感じがこれでもかと現れていますね。



こんなところでボーカルが能天気な感じで歌い出したら殴り飛ばして大丈夫です。



長くなりましたがここまで来たら最後まで行きましょう、
GmのあとトニックであるDからEmに行った後、


なんと E に行っちゃいます


EmからEなので、Gbの音がGに上がったわけですね。
EmとEは似たコードなので、この流れは自然だし、
マイナーコードがメジャーコードになってるからなのか、
響きとしてはなんかちょっと前向きというか、前進してるっぽい流れですよね。

でもルートはEのままだから、なんかほんと、ちょっとだけ前進みたいな。
勇気を出して歩き出そうみたいな。小さいけれど大きな一歩みたいな、そんな卒業式感。


で、つぎはダイアトニックのVとIVを繰り返して、
しっかりキーに戻ってDに戻るんですけど、


これ良く考えたら、

Em7 E A の流れ、

EからAは上に4度ですね。


ってことはこれ、 Eのとこ、 たぶんE7でも合いますね。
直前Em7で短7度の音も元々鳴ってるし。

で、AはもともとDメジャーキーのVコードなので、機能上はA7と考えてよく、

そうすると

Em7 E7 A7 D ってなります。
E7は、キーDのドミナントA7に対するセカンダリドミナントですね。

こういうふうに、もともとのドミナントに対するセカンダリードミナントのことをダブルドミナントとか、ドッペルドミナントとか呼ぶそうです。

他のセカンダリードミナントと違うところは、当たり前ですが、セブンスコードが並ぶってとこです。


セブンスコードが並ぶと、調が解決しないまま世界が変わる(転調する)っぽく聴こえるので、これをつかっていつまでも転調ができたりするわけですが、
この技についてはセカンダリードミナントについての過去記事参照



ここね、



Gmで一度おもいっきり切なくしといて、

Em7 E(E7) でちょっとだけ前進して、

でA(A7)に世界が変わるわけです。





でね、

このEm7 E Aのところ、

歌詞みてみると、


”いつでも思い出せる”


って歌ってます。



ああ。。。。なんて切ない前向きさ。。。。





完璧です。





つまりなにがいいたいかと言うと、



Gmのところで明るく歌うやつは殴ってよし



これです。
おあとがよろしいようで。

2017年8月18日金曜日

ベース練習日記67 サブドミナントマイナーと借用和音2

ダイアトニックコード以外のコードについて、

セカンダリドミナント(と、そのツーファイブ分割)と、
サブドミナントマイナーってのがあるよってところまで前回やりました。

その中で、


1.サブドミナントマイナーは、基本はIVmのコード
2-1.同主調のマイナーキーの、IVm7以外のサブドミナントコードも借りてこれる
2-2.このIVm7に色々手を加えたコードも、サブドミナントマイナーかわりに使える

って話で前回終わりましたので、
この、2-1と2-2について今日は考えてみます。



2-1.同主調のマイナーキーの、IVm7以外のサブドミナントコードも借りてこれる


サブドミナントマイナーは、メジャーキーの曲に、その同主調から和音を借りてくるって考え方だったわけです。

んで、マイナーキーのサブドミナントってのが、VImだったわけですが、

マイナーキーのダイアトニックコードには、サブドミナントとして使える和音がまだあります。

*こういうときは基本、ナチュラルマイナースケールで考えます。
**なんでこんなこと言うかというと、マイナースケールには3つ種類があるからです


ナチュラルマイナースケールから作られる、マイナーキーのダイアトニックコードは



Im7

IIm7b5

bIII△7

IVm7

Vm7

bVI△7

bVII7



でしたよね。



この中で、

IIm7b5
IVm7
bVI△7
bVII7

つまり、2,4,6,7番のコードは、
サブドミナントとして使えます。

*これらコードの共通点は、主音から見て短6度の音程の音が入ってるってことです。これ結構重要らしいというか、これを覚えておけばマイナーのサブドミってどれだっけってなった時に自分で考えられるので、ご参考まで。


こういうふうに、覚えることがたくさん出てきたとき、
僕がやることは決まっています。



マイナーの2467はサブドミ
マイナーの2467はサブドミ
マイナーの2467はサブドミ
マイナーの2467はサブドミ
マイナーの2467はサブドミ


というふうに、ひたすらぶつぶつ唱えたり書いたりします。
実際今もちゃんと、コピペしないで5回タイプしました。
ほんとに。


っつーわけで、マイナーキーの2467番のコードは、同主調のメジャーキーにサブドミナントマイナーとして持っていけるってことが無事頭に刻まれたわけです。



2-2.このIVm7に色々手を加えたコードも、サブドミナントマイナーかわりに使える



正直この辺になってくると覚えるのがしんどいので、
これから何千という曲のコードを分析する間に、すこしずつ覚えていければいいのかなと思います。

ということで、代表的な例らしいものを一気にご紹介します。

1 サブドミマイナーの代表、IVm7の転回系 bVI6
  例:Fm7  : F Ab C Eb
    Ab6  : Ab C Eb F   

2 bVI6をメジャーセブンにした bVI△7


3 IVm7の、7度の代わりに短6度を付けて転回した bII△7
  例:Fm6  : F Ab C Db
    Db△7 : Db F Ab C

 
4 IIm7b5を、bVII7のルート省略と考えた bVII7
  例: Dm7b5 : D F Ab Eb
     Bb7   : B D F Ab



。。。。




いやーたくさんある。。


まとめるとですね



2-1グループ
IIm7b5
IVm7
bVI△7
bVII7

2-2グループ
bVI6
bVI△7
bII△7
bVII7



読む気もしないですよね。。



取り合えず、Cメジャーの曲に使えるサブドミマイナーたちを書いてみましょう。。


2-1グループ
Dm7b5
Fm7
Ab△7
Bb7

2-2グループ
Ab6
Ab△7
Db△7
Bb7



ここまで書いてもあんまりですよね。。


正直、曲の分析を自分でやるなかで、
出てきたやつから覚えていくしかないのかなーという気がします。
まあ気長にやるしかないってことで、今日はこの辺で!


2017年8月17日木曜日

ベース練習日記 66 サブドミナントマイナーと借用和音1



ダイアトニックコード以外のコードってオシャレですけど、
分かりにくいですよね。



以前セカンダリードミナントについてやりましたが、
アレ、専門用語的に言うと、借用和音って言います。


他の調のV7コードを借りてきて、今の調に使うってことですね。


例えば


C△7 Dm7


この進行で、



Dm7を仮のIと見立てて251を作るって発想で、


C△7 Em7b5 A7 Dm7


これにしましたよね。



このとき、
Em7b5とA7はCメジャーのキーには無い音を使ってるコード(他の調のコード)です。その調から借りてきてるから、借用和音ってわけです。


実際、Em7b5 A7 Dm7 は Dマイナーの251ですから、
ここはDマイナーキーに一時的に転調してるとも言えるわけですが、


この進行の後またCメジャーのコードに戻るなら、
ほんと一時的ですね。

転調って言うと、もっと長いスパンのことを指すことも多いので
(例えば曲の前半と後半でキーが違うとかですね)

C△7 Em7b5 A7 Dm7
この進行を見て、一時的に転調してるって言う人もいれば、
Em7b5 A7は借用和音で、この進行通してCメジャーで考えるって人もいるみたいです。



ってなワケで、他の調からコードを借りてくるって考え方。


これには、この借用ドミナントともう一つ、


借用サブドミナント


ってのがあります。



どういう奴かというと、



メジャーキーの曲で、
その同主調のサブドミナントコードを使う

ってやつです。


Cメジャーで言うと、
その同主調はCマイナーですね。

マイナーキーのサブドミナントはIVm7ですから、
CマイナーならFm7です。

つまり、

Cメジャーのキーで、
Fm7を使う

ってことです。

一般化していえば、


メジャーキーで IVm7
これです。




マイナーキーから借りてきたサブドミナントなので、


サブドミナントマイナーといいます。



これを使うと、いっきにエモくなるというか、
切なくなるというか。


例えば

C F

の進行と

C Fm

の進行を聞き比べてもらうと、
C Fmの圧倒的なレディへ体験ができるはずです。




これからコード進行を見て、IVmとかIVm7が出てきたら、
サブドミナントマイナーかな? と思ってください。

(このときどんなスケールを。。って考えるのは、またの機会にします。なぜなら。。↓)






で、だ





サブドミナントマイナー、実はもうちょっと複雑です。

基本的には IVm7だなって思っておけばいいし、
ポップスではこれ結構頻繁に使われるので良く見ることになるだろうと思いますが、

実は、あと2つポイントがございます。



1.同主調のマイナーキーの、IVm7以外のサブドミナントコードも借りてこれる

2.このIVm7に色々手を加えたコードも、サブドミナントマイナーかわりに使える



ってことで、一言で言うと、



結構多い



ってことなんです。。


というわけで、練習日記67に続く!!!


















ベース練習日記65 分数コードについて

コード進行見てたら、


ConE

とか

C/E

とか


書いてあることがありますよね。


こういうの、
ポップスとかロックの文脈では、


オンコード 


とか、


分数コード


とか呼びます。




べーシストにとってこいつらは、



ベースは黙って分母を弾け
他が分子を弾くから



ってことです。




他の楽器の人にとっては、


とにかく分子弾け
べースが分母弾くから


ってことになります。



なのでポップスとかロックでこういうコードが出てきたら、
ベースとしては普通に分母だけボケーっとした顔で弾くことになります。




例えば、



上の例で出てきた C on E

これ、

上モノはCコード弾いて、一番低い音はEにしましょう


って意味になるわけですが、


そもそも C というコードの構成音は C E G
ですから、 Eって音はその中に元々入ってますよね。


つまり、C on E ってのは、

全体としてCのコードだけど一番低い音はEね


って意図だと分かります。
(こういうふうに、使う音の種類は同じだけど、高低の順番を変えたコードは、コードの転回形って呼ばれます。)



なので、 ConEが出てきたときに、私のように理論を生齧りしているベースの人が、



へへへ。。。オンコードなんてかっこつけやがって、お前結局Cじゃねえか、

俺はあえてここで G の音を選択するぅウウウウウウウ  低いGぃぃぃいぃぃぃぃ





とかやると、



それはもはや 



ConG 



になるわけです。


作曲者の意図をまるっきり無視しています。

コードCの時にGを弾くのよりタチ悪いです。だって、わざわざ低い音Eだからね!って言ってる所を無視するわけですから。

いや、別にそれでかっこよければそれでいいんだけど、
ConEにはならないよねっていう。お前反抗期なの?っていう。



ただ、じゃあこういうコード出てきたとき、べーシストとしては分母だけみとけばいいかって言うとそうでもなくて、


たとえば ConE にしても、

基本的にこれはコード的にはCなんだ、って分かってれば、
指板上でCのコードの形を描きながらEを弾くことができます。


すると、


あ、いまちょっとC弾いたりG弾いたりしていいんだね。。

と分かったり、

とりあえずE弾いたあといつもの癖(ルート+5度は救世主)でEのP5度上とかP4度下のB弾くと、合う合わないは置いといて、Cというコードに無い音を弾くことになるんだね。。テンションだね。。CMaj7だね。。ね。。

と分かったりするわけです。




また、こんな例も考えられます


ConD


Dって音はCコードには入ってないので、
上の例とは性質がちょっと違いますよね。


これ、全体としてはあんまりCコードには聴こえません。
なにに聴こえるかといわれても困るのですが(ConDに聴こえる)、
もちろんCEGDというふうに考えればCadd9にも聴こえるし
まあようするに、ConEとかConGと違って、Cとは違って聴こえると思います。


結局べーシストとしてはもちろんDを弾くわけですが、
ちょっと音足したいな、って思ったときは、やっぱり分子のCのコードから音を選ぶのが無難でしょうから、こういうときも分子のことを思いやることが必要と思います。





で、ここまで書いといてアレなんですけど、
一応ジャズ的なモノを志す私としては、実は分数コードというのはこれだけではないのであります。

アッパーストラクチャードトライアド という、

格ゲーの必殺技みたいなものがございます。

こいつについてはまたいずれ。。



2017年8月11日金曜日

シンガポールで煙草? 禁煙場所や吸えるところなど。禁止場所リスト全訳!



日本は禁煙がすすんで無いと、オリンピックを見据えつつ議論が盛んなようですが、
シンガポールに住んでる喫煙者として、普段気をつけていることなど踏まえて
シンガポールの喫煙場所についてまとめました。



*素人訳ですのであくまでご参考まで。内容の正確さは保証しかねますし、この記事を読んだ方が禁煙場所で喫煙した場合の責任を負うものでなありませんのであしからず。


まず、この問題を管轄しているNational Environment Agencyのサイト
http://www.nea.gov.sg/public-health/smoking/smoking-prohibition

を、

頑張って訳してみたのがこちらです↓



禁煙場所

バス(貸切含む)、タクシー
映画館、劇場
エレベーター
娯楽施設
病院等医療機関(敷地内の屋外含む)
フードコート、ホーカーの施設屋内
屋内型アイススケートリンク、ローラースケートリンク、ローラーディスコ(ってなんだ)
エアコンのある店全般
図書館、博物館、ギャラリー
(会議や展覧会用の)多目的ホール
屋内型スポーツ会場(ボウリング場、ビリヤード場、ジム、フィットネスセンター含む)
エアコンのある美容院、理髪店
銀行
裁判所
エアコンのあるオフィス、工場
住宅施設敷地内の共用施設屋内
住宅施設敷地内のパビリオン内(仮設テント等かな?)
チャンギ空港内、エアコンのあるエリア
公共の場所での行列
一部プライベートクラブ内、エアコンのあるエリア
学校、大学など教育機関の屋内
簡易トイレ含む公共トイレ
バス停、バスターミナル
プール、スタジアム
コミュニティセンター、コミュニティークラブ
ホーカーセンター
飲食店
パブ、バー、ディスコ、ラウンジ等の施設(敷地内の屋外含む)
ショッピングモール、オフィス、工場
地下通路
ホテルロビー、またその他建物のエレベーターロビー
マーケット
地下、若しくは2階建て以上の駐車場施設内
フェリーターミナル
喫煙が禁止されている建物の入り口5m以内
(HDBとかによくあるような)プレイグラウンド、運動エリア
廊下、階段、階段吹き抜け、ボイドデッキなど、住宅施設の共有エリア
屋根付き歩道、屋根付きドロップオフポイントなど
歩道橋
バス停から5m以内のエリア
貯水池
JTC管理下にある公園
各Town Coucil管理下にある公園
Ministry of Defence (MINDEF), Singapore Armed Forces (SAF) and Ministry of Home Affairs (MHA)の敷地内


一般的に、喫煙が可能な場所
*例外もあるから気をつけてください


ビーチ
自宅
自家用車(自家用バス、おそらく貸切バスも除く)
住宅施設の開けた場所
マリーナプロムナードなど、公共施設の開けた場所(オーキッドの禁煙エリア除く)
市内の開けた場所(ちょっと自信なし)
屋外駐車場
二階建て以上の駐車施設屋上の屋根のないところ
屋根のない歩道
なんもない土地
その他、各喫煙コーナー



最終的には公共エリアでの全面禁煙を目標としている政府です。
上記の禁煙場所も、厳しくなるたびに項目が追加されてるみたいなので、
かぶってるアイテムもあるみたいですね。



いずれにせよ、まとめると、


2017年のブログ作成時点で、
煙草を吸っていいのは、


家と 喫煙所と 屋根のないところ(禁煙指定された施設の敷地内、バス停の近く、建物の入り口近く、また行列の近くを除く)


って感じですね。
行列は、お店に並んだり、おそらく信号待ちの歩道とかも含まれると思います。
人の近くで吸わないでねってことかと思います。


こうやって書くと、ずいぶん吸いにくそうな印象がたしかにありますが、


でも、

いまのところ、



路上で吸っていい(ポイ捨てはダメ)



ってことでもあると思われるので、

正直、これが禁止されるまでは、
東京より煙草吸いやすいと個人的には感じます。


東京は確かに居酒屋とかカフェとか屋内で吸えるところがまだ多くて、
帰るたびに新鮮な気持ちになりますが、
路上喫煙基本できないので、むしろ吸いたいときに吸えないなーって思います。
屋内ダメでも、外出たら吸えるんであれば別に全然苦にならないっていうか。


ポイ捨てとか、禁煙エリアでの喫煙はやめましょうね!
(ルールを守りましょう、迷惑をかけないようにしましょう、ってのは大前提として、
私服のパトロールというか、市民ボランティアみたいな人たちが歩いてますよ。)




ベース練習日記64 簡単なウォーキングベースラインの作り方2

前回、枯葉を題材にして簡単なウォーキングベースラインの作り方を考えてみました
今回も同じやり方で枯葉を続けてやってみようとおもいます。


Cm7からF7への進行で、こんな感じのラインが出来たとこまでやりましたね。







枯葉の進行はこんな感じなので、次はBbM7 EbM7と続きます。
















ってなわけで、2小節目のF7からBbM7への進行を考えます。


今回は、拍の頭はルートって決めてますので、
ラインとして上に行くか下に行くかだけ決めれば、自動的にここまでは決まります↓
(今回はとりあえず上に行ってみます)







で、F7の3拍目はコードトーンを使うのですが、
いまF7からBbM7へ4度上の進行なので、
普通に段々あがっていこうとすると3度の音を使うしかなく(5度とか7度だと次のルートであるBbより高い音になっちゃいますよね)。

そうすると1小節目とあんまり変わらなくなっちゃうのですが、


まあべつに繰り返しても死にはしないので、


とりあえずF7の3拍目は3度の音にしましょう。
F7の3度なので長3度、Aですね。

するとほぼ自動的に2拍目は2度ですね。
前回見たとおり、ここはBbメジャーの251でしたから、
VコードであるF7ではとりあえずミクソリディアンでよいはずなので、


Fミクソリディアンの2度ですから、長2度のGになります。

4拍目は次のBbに半音などで繋がれる音であればいいのですが、
3拍目のAとBbの間にはもう半音が無いので、

Bbの半音上、Bを4拍目に弾いてみることにします。

するとこんな感じになります↓






これ、音の流れを矢印にするとこんな感じっすね。







2小節目最後の音から3小節目頭で、音が下がってるので、
3小節目は下がるラインにしてみましょう。

4小節目のコードはEbM7なので、
今いるところより低いEbをめがけて下にいくことにします。






BbからEbは、上に行けば4個上なので、下にいくと5個下ですね。
(音程を転回する方法は簡単なので、分からない感じなら過去記事どぞ)


下に行くと

Bb A G F Eb

*これ、まず普通に BAGFE というふうにアルファベットで考えて、
今キーがBbメジャーだからBとEにフラット付くな、と考えると楽です。


この中で、BbM7のコードトーンがどれかというと、
AはM7の音、FはP5の音です。

*これも、指板を見ながら考えると分かりやすいです。
いまBbというRから、次はEbというルートに下がりながら移動するのですが、
指板で例えば↓みたいに場所が見えていたら、

いまBbM7でここがR,

次、下がってEb行ったときのRがここ、

そしたらいまBbM7だから、間にM7とP5があるな、



って、指板見ながらだと分かりやすいはずです。
分からないって人は、まだコードの指板での形が身についてないってことだとおもいます笑











なので、このM7かP5どっちかを3拍目にすればいいのですが、
M7の音を3拍目にすると、2拍目困っちゃう(間に音が無い)ので、

3拍目はP5の音、 F にします。


で、4拍目は次のRであるEbに3拍目のFからつなげたいので、
その間のEにしましょう。

2拍目は迷うところですね。
とりあえずいまBbメジャーキーの251の中でIコードであるBbM7のコードにいるので、使うスケールはBbイオニアンだってのは分かります。


なので2拍目はBbイオニアンスケールから選べば無難です。

まあコードトーンのM7にするか
M7とP5の間のM6にするか

って感じで、別にどっちでもいいんですけど、
コードトーン使っとけば安心ですから、M7のほうにしましょうか。


するとこうなります。






ふー



やってることはすごく単純なんですが、
言葉で説明すると長くなっちゃいますね。。




でもとりあえずここまでやってみれば、
練習日記63で紹介した簡単ステップの考え方はわかってもらえるのではと思います。
度数で考えたり、指板の形の力を借りたりしながら、
みなさんも好きな曲のコード進行に合わせてこのステップでライン作ってみてください!





2017年8月8日火曜日

ベース練習日記63 簡単なウォーキングベースラインの作り方1


今日は、今までやってきたことを踏まえた上で、簡単なウォーキングベースの作り方について考えてみます。

いろんな動画でいろんな先生が同じことを言っているので(笑)、
知っている方も多いかもしれませんが、お付き合い下さいませ。

題材には枯葉を取り上げたいと思います。


ってことでまずは、枯葉のコード進行を見てみましょう。



















こんな感じです。

ここから今日は、最初の一行のベースラインについて考えてみます。
この曲はBbメジャーの曲なので、BとEにフラットが付きます。



最初のコードはこちらですね。

Cm7 F7 BbM7 EbM7


今日はあんまり新しい考え方でてこないというか、
今までやったことの復習になるとおもいますので、
なにかわかんないことがあれば過去記事をみてみてくださいね。


ってことでまず。


最初にやり方を発表してしまいます。

ウォーキングベースですから、
1拍に1つの音を鳴らすだけです。リズムについてはとりあえず考えなくて良く、
とにかく何の音を鳴らせばいいかを考えればよいわけです。

それを踏まえた上で、やり方はこうです。


ステップ1) 1拍目はルート
ステップ2) 3拍目はコードトーン
ステップ3) 4拍目は次のコードのルートの半音上下、または長二度上、またはP五度上/P4度下
ステップ4) 2拍目は1拍目と3拍めの間の音




単純。。


でもこれ、けっこうそれらしくなるんですよ笑


さて。


まず曲冒頭の

Cm7 F7 のところで、
Cm7の時どう弾くかを考えてみましょう。


ステップ1


1拍目はルートですから、

1小節目の頭はC
2小節目の頭はF

ですね。

最初CはA弦3フレのCで取るとして、

2小節目の頭のFは、 そのCから

上のFか、
下のFか、

まあ好きなほうを選びます。とりあえず上のFに行ってみましょう。









ステップ2.

3拍目はコードトーンでしたね。


ウォーキングベースは、なるべく音が跳躍しないで、
段々あがったり段々下がったり、って動き方が基本になるので、



CとFの間の、
Cm7のコードトーン 



を弾くことにすると、自動的にEbになります。








ステップ3



4拍目は、

次のコードのルートの半音上下、または長二度上、またはP五度上/P4度下

でしたね。

3拍目でEb、で次の小節の頭がFですから、
ちょうどいいので 4拍目はその真ん中、 Eの音にしましょう。
これは、次の小節の頭の 半音下 ってことになります。







ステップ4


2拍目は、

1拍目と3拍目の間の音

ですね。

ここでちょっと注意です。

間の音って言われても、どれ弾いたらいいんだろう。。ってなっちゃうこともあるかと思います。

んで、こういうとき、今までやってきたスケールの考え方が生きてくるんですね!

さて。
いま我々は、Bbメジャーキーの曲で、Cm7のコードにいます。

Cm7 F7 BbM7 ってコード進行ですが、

これ、良くみると、

IIm7 V7 IM7 という進行で、
どれもBbメジャーのダイアトニックコードであることがわかります。
(さらに言うと、これはツーファイブワンの進行です。)


なので、いま自分がいるCm7のコードは、
曲全体のキーと同じ、Bbメジャーキーと考えていいな、とわかります。


ということは、IIm7であるCm7コードの上では、

とりあえずBbメジャーの第二モードスケールを弾いておけば、キーから外れた音にはならないから安心ってことになります。



Bbメジャーの第二モードは、 Cドリアン ですね!
ってことで、Cm7ではCドリアンから音を選べばいいってことが分かりました。


で、今のところ、
このCm7では一拍目ルートのC、
3拍目は短三度のコードトーンEbを弾くってとりあえず決めてあります。


この間にある音で、Cドリアンにある音は。。

ルートと3度の間には2度しかないから2度の音だな。
ドリアンの2度は長音程だな。

よって、Dの音! と分かりました。












(ステップ4の裏技)


2拍目の音を決めるやり方なんですけど、
ほかのステップより若干あたまを使いますよね。
キーとかスケールとかを考えないといけないので。

でも、安心して下さい。
弾きながら頭がこんがらがってしまったとき、応急処置的に状況を打開する方法があります。

そもそも、

1拍目と3拍目にコードトーンを配置したのはなんでかというと、
1拍目と3拍目が強拍(ダウンビート)であり、
そこでコードの音を鳴らすと安心するからなのです。

この性質があるので、

ステップ3では、次の小節のルートにつながりやすい音(半音上下とか、5度上とか)を、今のキーとかコードとか関係なく4拍目に使ったわけです。どうせ次安心するから、その直前はちょっと不安定でもいいや、みたいな感じです。テキトーです。

これを、ステップ4にも応用しちゃいます。
つまり、3拍目のコードトーンに向かって、そこに繋がりやすい音を、2拍目で使うわけです。


これを使うと、頭の中はこんな感じです。

Cm7だからとりあえず一拍目C
つぎのコードF7だから、3拍目はEbとして。。

あれ、2拍目どうしよう

あれあれあれ

もういいや!キーに入ってるか知らないけど3拍目Ebの半音下のDを二拍目で弾こう!!


みたいな。
今回はたまたま、ステップ4で考えた音と同じになりましたが、
べつにならなくても大丈夫です。

割と上手く行きます。試してみて下さい笑






というわけで、4つのステップを使って、
まずは1小節分のラインを作ることができました笑

思ったより長くなっちゃったので今日はこの辺で一旦終わって、
次の記事でまた同じやり方でベースラインを作ってみようと思います!




2017年8月1日火曜日

ベース練習日記62 セカンダリードミナントについて2 読む練習シリーズ5

以前、ダイアトニックコードを仮のIコードと見立てて、

その直前にV7コードを突っ込めるよって話をセカンダリードミナントについて1という記事にしましたが、今回はその続きです。


今日は、

1 : V7コードの2-5分解
2 : ダブルドミナント


について紹介します。




まず1番。
V7コードの2-5分解です。




たとえばキーがCメジャーで、

C△7 Dm7

というコード進行があったとします。



前回やったことは、
このDm7を仮のIコードに見立てて、その直前にV7コードを入れるってことですので、

C△7 A7 Dm7


ってできますよって話でした。
こいつがセカンダリードミナントって言うよって話でしたね。


で、今回は、このA7は、ツーファイブに分解できるよって話です。
単純に、いまあるA7 Dm7の流れを、
Dマイナーキーの V7 Im7だと見立てて、
V7の前にIIコードを入れればオッケーです。



A7 が V7
Dm7が Im7


Iコードがマイナーコードですので、
IIのコードはm7b5ですね。

なので、

C△7 Em7b5 A7 Dm7


となります。



コード弾ける楽器なりアプリなりでやってみて欲しいのですが、
もともとのと比べてかなり複雑になると思います。


251が入るとジャズっぽくなるし、対応したフレーズを覚えとけばそれを使えるようになる一方、アレンジしすぎるともとの曲からは遠くなっていくし、キーも曖昧になっちゃうので、そこはセンスってことですかね。


で、今日の二つ目。


2 : ダブルドミナント


前回、セカンダリードミナントについて考えたとき、
どのダイアトニックコードについても(I△7とVIIm7b5以外)セカンダリードミナントが考えられるって書きました。

で、ですね。

元のキーのV7に対するセカンダリードミナント



こいつだけ、ちょっと特殊なんです。


たとえばCメジャーのキーで行くと、

V7はG7ですが、

そのセカンダリードミナントは(5度上だから)D7ですね。


そうすると、

D7 G7

ってセブンスコードが二つ続くことになります。




こんな感じで、元のキーのV7のセカンダリードミナントのこと(上の例ならD7)を特に、ダブルドミナント(ドッペルドミナント)と呼ぶそうです。



まあ、名前は へえー と思ってもらうとして、とりあえずここで説明終わりなのですが、ちょっと応用編。


ダブルドミナントは4度上への気持ちいい進行ではある一方、

ほかの、 セカンダリードミナント→解決コード
って流れと違って、ドミナント7のあとまたドミナント7なので、

やりたければ、何回でも繰り返してどこまででも転調できるという特徴があります。



例えば、


C△7 Dm7 G7 C△7 という進行があったとして(これはCメジャーのダイアトニックですね)


まずはDm7をD7に変えてしまいましょう。ダブルドミナントだからハマるはず。
(メロディーにもよります!でもジャズでソロ回ししてるときだったら、コード変えたらそれにそってソロ作ることになるので好きに変えても大丈夫って寸法です)


C△7 D7 G7 C△7


ですね。



でも次、ボーカルが入ってくるんだけど声がちょっと低いから、
半音下げたいとするじゃないですか。そしたら、



C△7 D7 G7 C7 F7 Bb△7


とやれば、CメジャーキーからBbメジャーキーに転調できたことになるわけです。
(これがかっこいいかは置いといて、できるよねって話です。。)





ってな感じで、
ドミナント7ってコードはホント面白いですね。

いろいろありましたが、この辺をわかっておくと、
コード譜を貰ったときの分析にとっても役に立ちますので、

コードを分析するときには読み返したりして、ぜひ身につけてみてください!





コード進行in C 日記11 First Love  宇多田ヒカル

今日は宇多田ヒカルのFirst Loveのコード進行を、 Cメジャーキーに直して考えてみます。元々のキーはGメジャーです。 <イントロ> C       | G/B     |  Am    |  C/G    |  FM7   | Dm7/G  | C  F/C  ...