2017年5月9日火曜日

ベース練習日記12 コードについて3


さて、

Cメジャースケールから7つのコードができること、
その中には4つの種類があること、

そして前回、C△7 と F△7 は、

基準となる音(ルート)から、各構成音までの音程が同じ

であることが分かりました。

Cメジャースケールからできる7つのコードは以下でしたね。
これらを(Cメジャーの)ダイアトニックコードと呼びます。

メジャーセブン : C△7 と F△7
マイナーセブン : Dm7 と Em7 と Am7
(ドミナント)セブン: G7
マイナーセブンフラットファイブ : Bm7-5

ということで、今回はまとめてどーんと他のコードについてやろうと思います。

今回は前回と同じく、

基準となる音(ルート)から、各構成音までの音程

を見ていくだけですが、

各コードの種類の特徴というか、
他の種類のコードとの違いを理解することはとても大事ですので、
前回の復習も兼ねて丁寧にやっていこうと思います。



んではまずマイナーセブンのコード。



Dm7を例にします。





まず構成音は?









ここでまずご自分でお考えください。
(理論書とか読んでるとき、こんなふうに、**のコードの構成音は。。であるが。。
みたいに書いてあると、僕なら読み飛ばしちゃいます。そしてまさにそれが理由で次の内容が分からないという無間地獄に落ちるのです。さらにというか、そもそもというか、コードの構成音がわかるって実践でもすごく大事ですので、こういうところで1つずつ自分で考えるのが大事だと思われます。。)








ということで段階を踏んで考えます。


そもそも今回出てきたコードは、

Cメジャースケールのダイアトニックコードでした。これは、

Cメジャースケールの音を一つ置きに4つ重ねたコード でした。

Cから始めたのが  CEGB で C△7 になりました。


ということで、Dm7はそれをDからやればいいので、構成音は



D F A C



ですね!



構成音がわかったので、今度はルートから各構成音の距離を見てみます。



考えるのは、


D→F
D→A
D→C


ですね。



D→Fは、レ、ミ、ファなので3度です。

ピアノで考えると、間に黒鍵がないところが1つあります。

これは、我々が覚えた 長3度 : ドレミ : 黒鍵無いところなし

より、半音一つ分少ない音程です。


ということで、かの有名な ”○に長短” の図より、

D→Fは 短3度


であることが分かります。


同じように、


D→Aは レミファソラで五度。
黒鍵無いところ一個。
これはドレミファソと同じ。だから完全五度。

D→Cは、レミファソラシドで7度。
黒鍵無いところ2個。
これはドレミファソラシ(黒鍵無いところ1個)より半音一個分少ない。
つまり短7度。


ということで、


Dm7は、

D→F 短三度
D→A 完全5度
D→C 短7度


ということが(やっと)わかりました!

これはぜひピアノでやってみて欲しいのですが、


C△7 と F△7 をやってみる 
C△7 と Dm7をやってみる

と、C△7 と F△7 は似ているけど、

C△7 と Dm7は明らかに違う (Dm7はくらい感じ?)と思います。


最終的には、どのコードの種類を見ても、
響きの感じが頭で再現できるようになるととっても良さそうです(僕できないけど)。




さて、あとはこんな感じで、Em7 とAm7とG7とBm7-5をやれば。。
と 思いましたが、 Em7 とAm7、Dm7は同じ種類だし、


なんか面倒なので、


G7とBm7-5は、 上と同じやり方でみなさんやってみてください!


正解は下に!







































やりましたか?






















































やってないですよね?















































やってください











































もう諦めました。

G7  

G→B 長3度
G→D 完全5度
G→F 短7度


Bm7-5

B→D 短3度
B→F 減5度
B→A   短7度



Bm7-5だけ異質ですね!
他のコードは5度音程は全部完全5度でしたが、こいつだけ、減5度です。

コードの名前を見てもらうと何となく分かると思いますが、

Bm7  で、 且つ -5

と書いてあるわけで、

Bm7だけど5度はマイナスしてね(半音引いてね、完全5度じゃなくて減5度だよ)

ってことですね。

Bm7(b5)みたいな書き方もあります。 (コードの表記についてはいずれまとめます)



G7(ドミナントセブン)は実は超大事なコードですが、
今回は説明を諦めます(笑)



はあーーーーーー長くなりました。
でもこれで、とりあえずコードの基本4種類の特徴が分かりましたね!

実はコードにはあと、とりあえずSus4とAugとDimがあるっぽいのですが、それはとりあえず置いといて、

ここまでくれば(各種のコードの、ルートから構成音までの音程を覚えてしまえば)、


ベース上でコードをアルペジオで弾けるようになったも同然です!!

お疲れ様でした! また!


0 件のコメント:

コード進行in C 日記11 First Love  宇多田ヒカル

今日は宇多田ヒカルのFirst Loveのコード進行を、 Cメジャーキーに直して考えてみます。元々のキーはGメジャーです。 <イントロ> C       | G/B     |  Am    |  C/G    |  FM7   | Dm7/G  | C  F/C  ...