今まで、全ての説明をCメジャースケールでして来ました。
前回、C△7とDm7を比べて、なんかDm7はちょっと暗い雰囲気じゃね?
みたいな話も出ました。
さあいよいよベースで弾いて見ようぜ!
と行きたいのですが、その前に、
と行きたいのですが、その前に、
ここでちょっと、マイナースケールについても軽く触れておこうと思います。
音楽には明るいのと暗いのがあるって話です(乱暴)。
まず、ここでみなさんにはぜひ鍵盤アプリをスマホに入れて頂いて、
ラシドレミファソ
と弾いてみていただきたい。
これ、全部ピアノの白鍵なので、使ってる音はCメジャースケールと同じです。
でも、Cメジャースケールとは明らかに違う雰囲気があると思います。
順番が違うとなんで雰囲気が違うかといいますと、
これまたピアノの鍵盤を思い出して頂きたいのですが、
順番を変えるとですね、
スケール内で、どこに黒鍵が入ってないか が変わるのです。
Cメジャースケールだったら、例えば ミとファ の間に黒鍵がありませんでした。
これはスケールの 3番目と4番目 の間が、他と比べて半音短い音程だったということです。
ラシドレミファソだと、3番目と4番目の間には黒鍵が入ってます。
かわりに、例えば 2番目と3番目 の間に黒鍵がありません。
これを、ここでも分かりやすく、スケールの最初の音から、スケールの他の音までの距離で見て行きます。
Cメジャースケールはこれでした。
ラシドレミファソ についても今までと同じように考えてみると、
このようになります↓
(答えを見る前に自分で考えてね!先生に言われたでしょ!)
Cメジャースケールと違うのは、
3度、6度、7度が、それぞれ半音一個分短くなってますね!
この、3度、6度、7度が短音程のスケールを、
(ナチュラル)マイナースケール
といいます。
ABCDEFG, はAから始まるので、
Aナチュラルマイナースケールですね。
こういうふうに、
メジャースケールの音をそのままに、
どこから始めるかだけ変える(CからAのように、メジャーキーの最初の音から短三度下がった音から始める)と、そのメジャースケールの、
平行調
が得られます。Cメジャーの平行調はAマイナーだし、Aマイナーの平行調はCメジャーです。
同じ音使って2種類スケールができるんやなあ
その二つは平行調っていうんやなあ
始める音の差(CとAとか)は短三度やなあ
と覚えといて下さい。
また、マイナースケールには実はあと二つ種類があり、
それをやると面倒なのでここではやりませんが、
実はどのマイナースケールにしろ、
3度は短音程
これ大事です。
他のスケール(有名なドリアンとか)も、
3度の長短で、”メジャー系スケール” ”マイナー系スケール”と分けて考えたりするようです。
とりあえず、3度が短いとマイナーになる、これだけ覚えておくことにしましょう。
まとめると、
スケールには明るいのと暗いのがある!
暗いのの3度は短音程!
ナチュラルマイナースケールは3,6,7度が短!
スケールには明るいのと暗いのがある!
暗いのの3度は短音程!
ナチュラルマイナースケールは3,6,7度が短!
って感じですね。
さて
ここで一つ、スケールを勉強する際、僕にとっては結構なブレイクスルーだったお話を。
この記事みたいに、マイナースケールの説明は大体において、
Cメジャーの音をAから始めます、するとこれはAマイナースケールです!
同じ音を使ってます!簡単!
から入るのですが、
これだけ覚えていても、実は使えません。
(これは他のスケール、ドリアンとかについても同じです。)
というのも、確かにCメジャーを覚えたらAマイナーの構成音も分かるんですが、
そしたら例えばCマイナーは?となったときに、これだけでは対応不可なんです。
我々が覚えないといけないのはむしろ、
ナチュラルマイナーはルートから3,6,7度が短音程
こっちです。
これを覚えていれば、CマイナーだろうがFマイナーだろうが、
メジャースケールとどこが違うかだけを考えれば、対応出来るわけです。
(メジャースケールをCから始めたりFから始めたりは、ベースという楽器ではとっても簡単ですしね。同じ形をずらすだけですから。結局指盤上の形で覚えることになるわけですが、それはまた後の話。。)
スケールはいろんな覚え方があるみたいですが、僕は今のところ、
メジャースケールとの違いを覚える
という方法を取っています。お勧めです。
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