2017年5月25日木曜日

ベース練習日記 19 調ってなんだ! 2 




*この記事は、今までやってきたことをまとめる性質になってます。
分からないことがあれば、過去記事を探してみてください!


さて。


調(キー)とはシステムである


という


説明にならない説明を差し上げた練習日記18




ではどんなシステムかという話になるわけですが、



まず


このシステムの骨組みは、


主音+長短


これです。
クラシックでよくありますね?ト長調とか。


ト長調は、その名のとおり、

主音 ト (つまりG) 且つ 長

っつーことです。

*日本語でドレミ。。はハニホヘトイロでしたね!



当たり前の話をしてるようですが、
要するにこれが何を意味してるのか、ちょっと考えてみましょう。




まず、主音ってなんですかって話ですが


これはもう、その曲の


お家


これです。


ト長調(Gメジャー)の曲だったら、

Gの音がお家ですよー。
帰ってくるのはGの音ですよー。

ってことです。出かけたら帰るでしょ。帰るのが主音。



で、長短。これは以前、マイナースケールの記事でちょっとやりました。



キーの長短を考えるときに、基準になるのはメジャースケールとナチュラルマイナースケールです。(だからまずこのスケール2つを説明しないと調ってなにか説明できないっていう!ドンだけ大事なんだピアノの鍵盤!)

*短調についてはそのうちやります。。そのうちね。。


ト長調の場合は、長調なので、

主音G から始まる メジャースケール

ってことです。

ト長調って言うのは、

主音Gから始まるメジャースケールをシステムの基盤にしてますよ、という意味なわけです。




ここで久しぶりにピアノの鍵盤を思い出してみましょう。
Cメジャースケールつまりドレミファソラシは、


ドから各音までの音程が、

長2
長3
完全4
完全5
長6
長7

でしたね。

これをGからはじめると、、、、、

一つ一つ、ピアノの鍵盤を思い出しながらやってください。

長2度はCーDの関係
だからGからだったらA、長3度は。。。というように!


Gメジャー:主音G
長2 A
長3 B
完全4 C
完全5 D
長6 E
長7 F#


となりました。


で、で、で、


コードについてシリーズの記事でやってみたように、
Gメジャーの各音をルートにしてコードを作る(Gメジャーのダイアトニックコードを作る)と、

G△7
Am7
Bm7
C△7
D7
Em7
F#m7-5


のコードが出来るわけです。
こういう風に、それぞれの調に、それぞれのダイアトニックコードがあります。

Cメジャーのダイアトニックコードと、
コードの種類の並び(最初は△7で、次がm7で、、)は同じであることに注意ですね!

最初の音を変えただけで、主音から各音までの音程が同じ(Cから始めるかGから始めるかが違うけど、スケールは同じ)だから当たり前ですね!

*また、これもスケールの音を組み合わせて作ったものだから当たり前ですが、
ダイアトニックコードの中に、その調に含まれない音は入ってません
その調のダイアトニックコードが鳴っている時には、システム内にバリバリ収まってるってことですね。


で、で、で、で、で、


ドミナントセブンスについての記事でちらっと触れたとおり、


ダイアトニック5番目のドミナントセブンスから、
1番目のメジャーセブンスに帰ってくる進行(ドミナントモーション)が超気持ちいいいよって話がありました。


この、
1番と5番の関係




関係




これ超大事です。

1番と5番で言えば、
5番(金曜深夜1時半の歌舞伎町)からは相当1番(埼玉県の自宅)に帰りたいよっていう関係ですね。


このように、ダイアトニックコードには、それぞれ、

そのキーの中で役割というか、性格があります。

そしてそして、
この、1番は埼玉とか5番は歌舞伎町とかの性格は、

キーが何であれ変わらない

のです。




長くなったのでとりあえずまとめますが、

主音+長短スケールが システムの基盤
その調のスケールの各音からダイアトニックコードが作れる
ダイアトニックコードには、システム上役割がある


ここまで来ればホントあと一歩、
あとは、ダイアトニックコードそれぞれの役割が分かれば、
調というシステムの全体像が見えてきます!


その3につづく!


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