2017年5月1日月曜日
ベース練習日記07 メジャースケールと音程 4
前回、メジャースケールの中で、Cからの音程の名前と、
その音程の中に黒鍵が無いところがいくつあるか覚えました。
この図+ピアノの鍵盤ですね
しかし、これだけ覚えていても、言い表すことの出来ない音程がありました。
前回も出ましたが、例えばF→B。
ファソラシだから4度なのですが、途中に黒鍵がないところが無いため、
覚えたドレミファの完全4度よりも距離が半音一個分長いことになります。
D→Fも困っちゃいますね。三度ですが、ここには黒鍵ないところが一つあります。
覚えたC→Eには黒鍵ないところがないので、D→Fは長三度より半音一個分短いわけです。
しかし心配ご無用。
メジャースケールの音程を覚えていれば、
あとはそこからの半音の増減に、新しい名前をつければいいだけのことです。
これは文章でかくとややこしいので、図にします。
まずは基本の形、これを見てください。
なんのことやら、ですよね。
しかしこの図は結構優秀なのです。
この丸の中に、まず”完全”を入れます。
これはわかりやすくて、
完全音程に半音1個足すと 増音程
半音一個引くと 減音程
ということです。
上で出てきたF→B(黒鍵ないところ0)は、
覚えた完全4度音程(C→F、黒鍵ないところ1つ)より、
黒鍵無いところが一つ少ないです。
つまり、F→Bのほうが、C→Fより、半音一個ぶん多い(長い)ので、
増4度
音程ということがわかりました!
次、図の丸の中を入れ替えます。
”完全”が入ってた時、○は一階建てでしたが、
今度は二階建てになってます。
どういうことかというと、
長 から半音引くと 短 になる
短 に半音足すと 長 になる
短 から半音引くと 減 になる
長 に半音足すと 増 になる
ということです。
D→Fは、3度音程ですが、覚えたC→E(長3度)より半音一個少ないですから、
短3度
になるわけですね!
さて、確かに少し面倒ですが、
この二つの図 ”完全に○” と、”長短に○” は、覚えた方がいいと思います。
音程に名前をつけるというのは本当に大事なことです。
なんでって、
もちろん第一には、ほかの演奏者と会話する時に便利ですし、
第二には、
例えばコードC△7がなっている時に自分がDを鳴らした時の感じ これを、
C△7がなってる時にDを鳴らした感じ という理解から、
メジャーセブンスでルートから長2度を鳴らした感じ
というふうに、
音を一般化して覚えられるのです。
これ、本当に本当に本当に大事です。
一般化して覚えていれば、応用ができるからです。
つまり、たとえばF#△7がなってる時にだって、F#から長2度を鳴らせば、
C△7がなってる時にDを鳴らした感じをF#△7の時にできるようになるんです!
さらにいうと、
なんらかの曲を聴いてて、あ、ここのベースかっこいいなと思うとするじゃないですか。
それを耳コピして、あー弾けた、で終わらないで済むんです。
その箇所のコードもどこかで調べさえすれば、
そのフレーズが、コードとの関係でどんなことをやってるか、
これを言葉にできるんです!
そしたら、別の曲で同じ種類のコードがなってたら、
その時に同じフレーズをその場で弾けるってことです!(前後との兼ね合いで合う合わないはありますが。)
感動でしょ!?!?すごくないこれ!?
ということで、音程の名前。超大事です。
はああああ長かった。とりあえず一旦これで音程の話おしまい!
つぎの記事ではいよいよ指板が登場します!
補足 英語での言い方について
~度 は、序数で言います。third とか。
長3度は、major third
短3度は、minor third
完全五度は perfect fifth
増五度は augmented fifth
減五度は diminished fifth
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2 件のコメント:
めちゃ複雑に見えるところを、図解してくれてありがとう。
紙に書いて、なんでこんな風に記録するんだろ?ってまだ腹落ちしてないのですが、何度も読み返してみようと思います。
因みに、F#から長2度を鳴らすってやつですが、これはGとAの間の黒鍵盤がF#からの長2度の当たるという理解で合ってますでしょうか?
コメントありがとうございますー。そうですね、F#から長二度はG#なのでGとAの間の黒鍵ですね!
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