2017年7月21日金曜日

ベース練習日記59 メジャーペンタトニックスケール!


みんなだいすきペンタトニックスケール。

なんか便利らしいし、ペンタトニックスケールを使ったリフとかギターソロとかたくさんあるし、これだけ覚えといたらいいんじゃないかっていう、便利スケールです。



でも、ちょっと考えるとすごく奥が深いスケールでもあるんです。





でもとりあえず。

まずは他のスケールと同様、音程と指板の形をみていきたいと思います。







まず、ペンタトニックスケールには、





メジャーペンタトニックスケール

と、

マイナーペンタトニックスケールがあります。





今日は取り急ぎ、メジャーペンタトニックスケールについて。



で音程ですが、ペンタトニックスケールは、5つの音で構成されるスケールです。
メジャースケールなど、今までやってきたスケールは7つの音でしたから、2つ少ないです。



で、メジャーペンタは、




メジャースケールから、4と7を抜いたスケールです。




つまり、



R M2 M3 P5 M6



になります。





Cメジャーで言えば

ド レ ミ ソ ラ

ですね。


ドレミソラ ってなんか語呂がよくて覚えやすいので、
最初これで覚えて、他のキーで弾くときはドレミソラだから12356だって考えるのがおススメです。




で、アボイドですね。


C△7コードのときにCメジャーペンタスケールを弾く場合、
メジャーペンタスケールにアボイドが無いのはお分かりかと思います。






わかります。。よね?



だって、


C△7でメジャースケールつまりイオニアンスケールを弾くときのアボイドは



4度


でしたよね。





メジャーペンタには4度の音は入ってないので、アボイドは考えなくていいわけです。






で、指板の形ですね。



さっき、メジャーペンタトニックはメジャースケールの4と7を抜いたのと一緒って書きましたが、


メジャースケールを弾きまくっている我々からしてみると、
4と7弾かないだけなので、特に新しいことも無く。ただ4と7を弾かなきゃいいだけです。


ってことで、難しいことが無いし、
いい機会なので12フレまでみてみると、こんな感じです。

*ここでは、CメジャーペンタをC△7で弾くと考えて、
3,5度をコードトーンとして色ワケしています。







とりあえずこの緑(便利型)とオレンジ(小指ルート型)を覚えちゃえば、
あとは、よく見てみるとこの二つの形と同じだってことが分かります、というか、

まあ結局分かるまで弾くしかないと思うのでそこは頑張りましょう笑




まあ練習は、ペンタトニックについては使われてるフレーズもたくさんあるし、
そういうフレーズを度数考えながら弾けばいいんじゃないかと思うのですが(てきとう)、




ペンタトニックスケールを、いつコードで使うか




これがなかなか面白いんです。



まず、

ペンタトニックスケールは、スケールの中に半音で隣り合う音が無いので、

たとえばCメジャーのキーで、ダイアトニックコードだけの進行だったら、
ずっとCメジャーペンタトニック弾いてて大丈夫ってのは有名ですよね。
(なんならダイアトニックコード以外のときに弾いててもまあ割と大丈夫かも)

しかもCメジャーのキーでずっとCメジャースケールを考えるより、
Cメジャーペンタ弾いてたほうがそれっぽくなりやすいので、とっても便利です。

*補足
この理由により、練習日記59と、次60(マイナーペンタトニック)では、
どのコードでペンタトニックを使うか、ということではなく、
どのキーで使うか、ということを考えたいと思います。
ペンタ弾くときはそういう使い方することが多いだろうし、ってことです。
でも、コードに対してどのペンタを使えるかって考え方もすることは今後出てくるかもしれません。これがまた色々選択肢あって大変なんですが笑、それはまた別の話。。



つぎに、

Cメジャーのキーだったら、平行調であるAマイナーの
Aマイナーペンタトニックも弾けますね。 
(マイナーペンタトニックについてはまた記事を改めて書こうと思います。)



で、だ。




これだけじゃないんすよペンタトニックは。





まずはこの図をご覧頂きたい。











これ、

Cメジャー
そこから5度上がったGメジャー
さらに5度上がったDメジャー
(サークルオブフィフスを右回りに行っただけ)

の、スケールなんですが、

よくみると、
あるキーからサークルオブフィフスの右隣に移ったとき、

もともとのキーの4番目の音に#がつくことが分かります。
んで、その4番目の音は、次のキーでは7番目の音になります。



じゃあこんどはこっち。
サークルオブフィフスを左に行ったバージョン











こんどは、あるスケールの7番目の音が次のキーではフラットして、
で次のキーでは4番目になることがわかりました。





つまり、


あるキーから、サークルオブフィフスで、

右に一つ隣のキーに行っても、
左に一つ隣のキーに行っても、

元々のキーの音の中で、#とかbがつくのは、
4番目(右に行くとき)か7番目(左に行くとき)の音だけ



ってことが分かりました。





そんで、ここで思い出して下さい





メジャーペンタトニックスケールは、メジャースケールの4番目と7番目を弾かないスケールでしたよね??




ってことはですよ





ってことはですよ




メジャーキーの曲では、
サークルオブフィフスで右、左の隣のメジャーキーのペンタトニックスケールも使えるってことですよ!!!



だってほら、これをみて下さい!








Cメジャーを基点に、下にはサークルオブフィフス右回り、上に左回りのスケールを書いたものです。


で、


メジャーペンタトニックはメジャースケールの12356度を使うスケールですので、
そこだけ色つけてみました。



この色ついたところ、#もbもついてないでしょ。


ってことは、Cメジャーキーでこれらメジャーペンタトニック(Gメジャー、Fメジャー)を弾いても、大丈夫ってことですよ!!


*逆に、Dメジャーキーまで行っちゃうと、Dメジャーの3番めの音が
F#になっちゃうので、Cメジャーキーには無い音です。
が、他の音は#ついてないので、C△7が鳴ってるときにDメジャーペンタトニックスケールを弾いたら、Cリディアン(リディアンはメジャースケールの4度が#でしたね!)っぽいアプローチになるってことでは。。。?今度試してみよう笑




だから、


メジャーキーで使えるメジャーペンタトニックスケールは、実は3つある

ってことです。

もちろん、例えばCメジャーのキーでFメジャーペンタ弾くと、Cメジャースケールでは元々アボイドであるFの音を使うことになるので、使いどころは考えたほうがいいでしょうけど、でもそういう細かいところを自分で試して行くのが楽しいところでもあります。



そういう意味では、メジャーキーでメジャーペンタ弾くなら、右隣のキーのメジャーペンタが使いやすいかもですね。もともとのキーの4番目の音入ってないし、逆にもともとのキーの7番目の音を使うので、ちょっとオシャレになる気がします。


いやーこれ、感動。感動しました。


ペンタの形覚えてたら、この使える3つを切り替えるだけで、
一つだけ使ってるときとはぜんっぜん違う雰囲気になります。


みなさんもぜひ試してみて下さい!!











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