2017年7月17日月曜日

ベース練習日記55 モードの形 ロクリアンスケール


練習日記55回目にして、
メジャースケールのモード最後、第7モードのロクリアンスケールまでたどり着きました。


どんなスケールか?といいますと、

対応するコードがダイアトニックVII番、m7b5ですから、

御想像通り、

ロクリアン君はなかなか個性的な音程をしております。


その音程はこちら↓







要するに、4度以外は全部メジャースケールの半音下げってことですね。
ここまで来ると逆に覚えやすいというか。


ちょっと蛇足ですが、ロクリアンはフリジアンと似てて、
混乱することもあるかと思いますので、
ロクリアンとフリジアンを並べた図も載せときます。
フリジアンは完全系の音程(4と5)がメジャースケールと同じでしたが、
ロクリアンはその中の5度がフラットするってことですね。

対応するコードがm7b5だから、そう考えると覚えやすいかな?と思います。
メジャースケールのモードスケールのなかで、5度がフラットするのはロクリアン君だけです。







で、そんなロクリアン君ですが、アボイドは短二度です。
ですが、ルートに半音上から戻るのはよく使う動きな感じがするし、
この短二度と短五度がロクリアンのおいしいところ(スケールらしさが出る音、特徴音)でもあるので、上手く使えるとポイント高そうです。


っつーわけで、
指板の形をみてみましょう。
例によってルートをCとし、Cロクリアンスケールを見て行きます。


人差し指ルート型







小指?ルート型







ロクリアンは2度も5度も短、減音程なので、
人差し指ルート型は使いやすそうだけど、
小指でルートとると結構自由が効かない感じ。。

このさいE弦のルートを薬指でって手もありますが、
ルートを薬指ってなんか怖いですよね。。

でも結局怖くてRを中指で押さえると、m3、m6はまあ人差し指を伸ばすとして、
G弦のRはさらに遠い。。

でもG弦のRの上には、この図には書いてないですがm2、m3が押さえやすいところにあります。

と、いろいろ考えたあげく、やっぱりここはE弦のルートを薬指でおさえる練習をしたほうがいいような気がしてきました。

とはいえ中指のときもおおくなりそうなので、
そのときのためにD弦Rの位置もこっそり画像に入れてみました。。笑

*E弦Rを小指にして、A弦4フレのm2と、D弦4フレのb5を
人差し指を伸ばして頑張って押さえるって方法もありますね。
その場合はこんな感じ:


小指ルート型







音が指板でどんなふうに並んでるかが良く分かるし、
縦に長い型はポジション移動のとき使いやすかったりしそうですので、
この形もやったほうがいいかも。



ってことで、練習方法としては、

人差し指ルート型で始めたと思ったらm2で小指ルート型に頭を切り替えて、
P4まで行ったらそこから人差し指型を使ったり、
*この場合P4は人差し指で押さえる

P4まで行ったら小指?ルート型にいったり
*この場合P4は薬指で押さえる

と、いろんな形を頭でスイッチする練習がいいかもですね。



と、いうわけで、


ついにメジャースケールのモードを全て見終わりました!
次の記事では、各モードの音程を一度まとめてみようとおもいます。

それが終われば、その次はついに、どのコードにどのスケールを使うか考えることになります。どきどきです。




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