まずはコードトーンを使いこなせるようになりたい
と、思い立ちました。
(ここで言うコードトーンは、テンションもアボイドも関係ない音も除いて、
ほんとに純粋にコードで指示されてる音、って意味です)
というのも、お手軽ウォーキングベース講座みたいな動画を見てると、
大体みんな、まずはコードトーンを使ってみようね、って仰るんですね。
で、実際コードトーン+αをつかってウォーキングベースが出来れば、
とりあえずぼくの目標達成(かっこいいなーとおもうベースラインを見てみると、
多分これコードから考えたんじゃないだろうな。。みたいなラインたくさん出てきて、
いずれはそういう風に弾ける様になりたいですが、1年だとちょっとさすがに厳しいような気がするんです。。)なのですが、
その方法論はまた今度やるとして、
まずはその前段階というか、
コードの形を身体に覚えさせる意味もこめて、
今回は、
コードトーンだけを使って、
実際の曲のコード進行にベースを付けて弾いてみる
というのを考えてみたいと思います。
今回やる練習は、
コードの形だけ分かれば、自分の好きな曲をつかって練習できるようになるので、
みなさんの参考になればいいなと思います。
さて。
ジャズの曲のコード進行使ってもいいんですが、
べつにジャズだけがやりたいわけじゃなし。
ちょっと脈絡ないですが、今回はスガシカオのJuneという曲のサビのコード進行をつかって、コード進行にベースをつける練習をしてみます。
*かっこいいベースラインを作ることが目的ではなく、
実際の曲を使って、コードの形と、コードとコードをつなぐ動きの練習を
してみよう、というコンセプトです。
ということで、今回使うコード進行はこれです。
キー:Aメジャー
Aメジャースケール : A B C# D E F# G#
コード進行を見ると、
B7
G7
が、このキーのダイアトニックコード以外のコードですが、
あとはダイアトニックですね。
また、これはまだこのブログでは触れてないですが、
G#mb5-C#7-F#m7 と、
Bm7-E-A が、いわゆる2-5-1(ツーファイブワン)の進行です。
さて。
ただコードトーン弾くだけじゃつまらないので、
ここでひと手間。
ベースラインが上下するイメージを、
思うがまま、適当にこの進行に書き入れます。
ここでは、敢えてコードの名前とか考えず、
ほんとうに適当に線を描いてみました。
赤い線が一行目、
オレンジの線が二行目です。
音の動きがこの線の動きになるべく近くなるように、
コードトーンを使ってベースラインを作っていきます。
たとえば最初のAのコードは上昇してるから、
A C# E A(↑)
とか、
A E A(↑) C#(↑)
とか、
*(↑)は、高い音ですよー、のサインです。楽譜作るの面倒なので。。笑
とにかくコードトーンを上昇するわけです。
リズムは、
全部四分音符でいきます。
なんかちょっと面白くなって来ましたね!
ではさっそく。
最初のAを上昇
AC#EA と あがって行きましょう。
メジャーコードですから、△7の形をAから始めて、R,M3度、P5度、Rですね。
まずは便利型で。
で、つぎ、G#m7b5 と C#7が二拍ずつです。
G#m7b5を下降
いまAにいて、次G#m7b5です。で、ここから下降なので、
いまいるAから半音下がってG#に行きましょう。
で、このコードせっかくb5なので、この音使いたいですね。
G#m7b5のb5の音は D です。
なので、G#m7b5 では G# D と 下降 してみましょう。
(図は分かりやすいように、Aコードの最後のAも残してあります)
次、C#7を下降
丁度よくいまDにいるので、さらに半音下がってC#に行きます。
で、次のコードがF#m7ですから、
なるべくF#に近い音で終わりたいので、
C#7の5度の音、G#まで降りていきましょう。
ああああああああ画像つくんの面倒だああああ
楽譜ってホント便利。。
気を取り直して、
つぎ、
F#m7を上昇
いまG#にいるので、一度F#まで下がって、
Aのときと同様コードトーンをあがっていきます!
m3度も入れたいですが、
せっかくセブンスが入ってるコードなので、セブンスの音入れてみました!
つぎ、
下がってB7に行ってそこから上昇
なんですが、これであがり終わったらその後
2小節かけて下がっていくことになってますので、
このコードでなるべく高い音まで移動したい思惑があります。
なのでこんなのはどうでしょう!?
コードの形を直線で弾く感じですが、ルートからM3度への直線距離は、
△7の形で出てきた、三角形型でも出てきましたね。
つぎ、Bm7を下降
なにしろ2小節かけて下がっていくので、
なるべきいきなり下がるのは避けたいところです。
で、ここはB7からBm7で、3度の音以外は一緒なので、
B7で弾いた最後の音、 F#(Bm7コードの中の5thの音)からBm7をはじめてみます。
このとき、F#を弾いてるときにすでに頭の中にルートであるBの位置と、
コードの形があることが大事です!
つぎ、Eを下降
Bm7をAの音で終わったワケですが、
Eのコードは E G# B で 丁度G#がAから半音下がったところにいますので、
EのコードはM3度であるG#からはじめてみましょう。
次はコードEだ、Eは丁度いま弾いてるAの隣の弦にある。。みたいにまずルートの位置を確認して、その瞬間コードEの形が指板で見えれば、そこから何ひくかを選ぶことが出来ると思います)
で、2小節かけて下がる最後がEのコードなら、
絶対E弦の開放弦入れたいです。
ということでこんな感じ?
次、Aを上昇
一番低い音まで下がって、次は上昇です。
ここから2小節かけて上がっていきます。
ここはシンプルに
AC#EAとあがって行きましょうか。
つぎ、G7とEを二拍ずつ上昇
できればAからあがってGのコードトーンに行きたいんですが、
ここは2拍ずつでコードが変わるところで、
できればコードが変わる1拍目と3拍目はルートを入れたい一方、
AからあがってGに行くと結構な跳躍なので(12フレ以上の画像をつくるのが面倒なので)、
ここは一発、Aから一度Gに下がってからあがって行くのはどうでしょう。
こんな?
ああああやっと終わった!!
でも、こんな感じで、
コードトーンだけ使う
ラインの上下のイメージだけ決めておく
みたいな縛りを自分で作って、
既存の曲のコード進行で練習するの、何より楽しいですし、
コード進行の中でコードトーンを追いかける練習に
とってもいいような気がするので、みなさんもぜひやってみてください。
例えばラインの上下は決めないかわりに、
コードが変わったらルートじゃなくて5度の音から弾き始めるとか、
どんな縛りにするかは自分で工夫しながらやると面白いです。
さて、
この練習は練習でやるとして、
今回みたいにコードトーンだけだと、
ウォーキングベースっぽいっちゃぽいけど、あんまりジャズっぽくは無かったような気がする方も多いと思います。
そこで、じゃあスケールか!となりそうなところですが、
その前に、
おススメの方法があります。
クロマチックアプローチってやつです。
このリシーズ次の記事では、クロマチックアプローチについて考えてみたいと思います!
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