前回に引き続き、今回はマイナーペンタトニックスケールです。
いつもどおり、まずは音程と指板の形をみていきます。
ペンタトニックというくらいですから、
マイナーペンタも5つの音から出来ているスケールです。
んで、マイナーペンタトニックスケールは、
ナチュラルマイナースケールの2と6を抜いたスケールです。
*ナチュラルマイナースケールって何?って方はこの記事とかこの記事を読んでね!!
つまり、
R m3 P4 P5 m7
になります。
僕の場合は、
マイナーペンタは、ナチュラルマイナーの最初と最後から2番目の音を抜く
と覚えました。
毎回まいかい書きますが、
指板の形だけを覚えてるのはダメですからね!
ちゃんと、マイナーペンタスケールは?って聞かれたら、上みたいに度数で言えるようにしましょう。
ということで、指板の形です。
例によってCマイナーで考えてみます。
。。とはいえ、ナチュラルマイナーの2と6を抜いた形ですから、
ナチュラルマイナースケールと基本は同じです。
こんな感じですかね。
メジャーペンタのときと同じく、基本のポジションを2つ覚えたら指板の他の場所にその形がどんなふうに出てくるか、いろいろ弾きながら覚えてくって作業が必要かなっと思います。
で、メジャーペンタと同じく、
あるキーでどのマイナーペンタが使えるか考えてみましょう。
これは、あるキーの曲で、コード進行はある程度無視してソロをペンタ一発で弾く場合、
そのキーに入ってる音だけで弾けるペンタトニックは何か?ということです。
今までみたいに、コードに対応するスケールは何か?っていう考え方とはちょっと違いますし、一方、キーから外れた音を使ってオシャレにするときにペンタトニックを使うこともあるみたいです。
これらの考え方については次回の記事でまとめたいと思います。
まずはわかりやすくAmキーを考えることにします。
メジャーペンタのときは、CメジャーキーではC、G、Fのメジャーペンタが使えました。
それとおんなじ様に、サークルオブフィフスでAマイナーの両隣のキーを見て行きます。
Amの右隣はEマイナー、左隣はDマイナーですね。
こんな感じになります。
一応右に2つ、左に2つのキーを載せてみました。
これをみると、
メジャーペンタの時と同様、
Amの両隣のキーであるEmとDmペンタも使えるってことになりますね!
ってことはですね。
Cメジャーキーの時、Aナチュラルマイナースケール弾いても問題ないわけですから
(AマイナースケールはCメジャースケールを6番目の音、Aから始めたスケールでした。Cメジャースケールの6番目のモード、Aエオリアンスケールでした、ともいえます。つまり、Cメジャースケールと使ってる音は変わんないので、CメジャーキーのときAマイナースケール弾くのはアリなわけです)、
Cメジャーキーの時、Aマイナーペンタを弾くのも当然問題ないわけです。
AマイナーペンタはナチュラルAマイナーから2番目と6番目の音抜いたスケールですもんね。
で、Aマイナーキーの時にEmペンタ、Dmペンタも使えるってことは、
Cメジャーキーの時にEmペンタ、Dmペンタも使えるってことになりますよね。
ってことで、前回の記事で考えたメジャーペンタと総合すると、
Cメジャーキーで使えるペンタはこんな感じになります。
上でもちらっと書きましたが、今回”使える”と言っているのは、
Cメジャーのキーの曲だったら、
とりあえずコード名を気にしなくてもCメジャースケールずっと弾けるよね(キーから外れた音は出ないよね)、
っていう発想から、
じゃあ、ペンタトニックスケールだったらどれを使えるかな、
っていう話です。
なので、注意点2つ。
1 コードを見て、コードとキーの関係から、そのコードの時に使えるスケールを考えよう、という考え方とはちょっと違います。今回考えてるのはもっと大雑把に、このキーだったらずっとこのスケールでもまあ対応できるよね、っていうレベルです。
2 今回あげられたペンタトニックスケールの中には、
結局Cメジャースケールの音しか入ってません。
この中のどのペンタトニックを弾こうが、
外から見たら、Cメジャースケールを弾いてるように見えるはずです。
(CメジャーキーでAナチュラルマイナー弾くのと似てますね。)
ただ、ペンタトニックスケールは指板の形を覚えてる人も多いでしょうし、
また、たとえばCメジャーキーでGメジャーペンタを弾いた時、
そこで使われる音の組み合わせはCメジャーペンタと違いますよね。
なので、CメジャーキーでCメジャーペンタ以外のペンタを弾くと、
Cメジャースケールの中の音ではあるけど、Cメジャーペンタ以外の音も使うことが出来るってことなので、演奏の幅を広げるのに役立つことがあるかもしれません。
っと、ここまで来たのですが、
実はペンタトニックスケールについてはもうちょっと考える必要があります。
次の記事は、ブルースとペンタトニックスケールについて!
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