フリジアンスケールの音程、アボイドノートの確認をして、指板の形を見て行きます!
さっそくまずは音程の確認です。
フリジアンの音程はこうなっております:
Cフリジアンだったら、
C Db Eb F G Ab Bb になります。
けっこう変な?感じのするスケールですね。
主な理由はやっぱり、二度が短音程なところでしょうか。
3度が短音程なので、全体的にはマイナーな響きです。
エオリアン(ナチュラルマイナー)スケールと比べると、違いは2度が短音程になってるところだけですね。
3度が短音程なので、全体的にはマイナーな響きです。
エオリアン(ナチュラルマイナー)スケールと比べると、違いは2度が短音程になってるところだけですね。
次、フリジアンのアボイドノートは、
短2度と短6度
です。
せっかく短二度が特徴的なのにアボイドとか割と可哀相ですね笑
まあアボイドだからって絶対弾いちゃダメってわけじゃありませんし、
とりあえず2と6はあんまり強調しすぎない、と思っておきます。
で、そのうえ、
フリジアンは正直あんまりたくさん使われるスケールじゃないみたいなんですが、
でも面白いポイントがあります。
なんと、
フリジアンに長3度の音を足すとあら不思議、
すごく民族音楽っぽい響きになります。
R m2 m3 M3 P4 P5 m6 m7 ですね。
Cのキーで言ったら、
C Db Eb E F G Ab Bb です。
これ、スパニッシュスケールと呼ばれるそうです。
中近東の響きっぽくもあり。。スペインの歴史に思いを馳せそうになりますね。
メジャースケールをはじめ、それを並べ替えたモードのスケールは
1オクターブ内に7音あるわけですが、
民族音楽などは別にそれに縛られるわけでもなく、7より多いこともあれば少ないこともあります。スパニッシュスケールは多いほうってことですね。
スペインっぽい曲をやることがあったら思い出してみて下さい!
さて、スパニッシュスケールについてはこれくらいにして、
フリジアンスケールを指板で見て行きましょう。
例によってCフリジアンを御紹介。
まずは人差し指ルート型。
これはほとんどエオリアンと変わりませんが、
G弦6フレもm2なので、エオリアンより若干便利でしょうか。
で、問題は小指ルート型。
小指でE弦のルート押さえると、
次のm2がとっても嫌なところにあるんですよね。。
A弦でm2行こうかと思っても、
これも遠い(4フレ)だし。
まあG弦の高いほうのm2とm3が使いやすいので、
よしとしようと思います。。
最後、練習方法ですね。
いままでのスケールもそうなんですが、
実はスケールの中には、いくつかのコードが隠れていると考えることができます。
たとえばCフリジアンの場合、
もちろんCm7が最初に見えるわけですが、
Cフリジアンのテンションとアボイドである、
m2、P4,m6 について、
m2を仮にルートだと考えると、
指板の位置から、これは Db のコードであることが分かります。
同じような考え方で、Cフリジアンの3,5,7度である
Eb G Bbについても、EbをルートにしたEbのコードですよね。
で、Cフリジアンの4,6,8度を使うと、
F Ab C になるので、Fmです。
ここでCフリジアンの主音であるCに戻ってくるので、
練習方法としては、例えば、
C Db Eb F G Ab Bb って一回スケール弾いたら、
Cm
Db
Eb
Fm
って、スケール全体の形を意識しつつ、
そこから音を選んでコードを弾いてみる、っていうのはどうでしょう。
*勘の良い方はお気づきかもしれませんが、
これってようするに、
今までメジャースケールのモードを考えてきているのと同じように、
フリジアンスケールのモードを考えてるとも言えると思います。
Dbのコードを作ったとき考えているのは、じつは、
Cフリジアンを第二音であるDbから並べた、
Db Eb F G Ab Bb Cというスケールを、
一つおきに飛ばして重ねたコードがDbだった、ってことです。
ちなみにこのDbから始まるスケール、
まだやってないですけどDbリディアンスケールなんです。
まあこの辺はまた遠い未来に考えられたらいいと思います笑
というわけで、
フリジアンはこの辺で!
次回はリディアンですね。ではまた!!
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