Im7 : トニック (埼玉のおうち)
IIm7b5 : サブドミナント代理 (新宿駅東南口)
bIII△7 : トニック代理 (ホテル)
IVm7 : サブドミナント (新宿駅東口)
Vm7 : ドミナント (歌舞伎町)
bVI△7 : トニック代理 (ホテル)
bVII7 : ドミナント代理 (東口から歌舞伎町行く前の大きい道渡る前のとこ)
だというところまで分かりました。
で、マイナースケール神はキャラ固まってないよって話も出ました。
今日はその話です。
さて、
マイナースケール神は姿を変えるってことでしたが、
結論から言うとその姿は三つあります。
ナチュラル
ハーモニック
メロディック
の3つです。
めんどくせ
なぜか。
ここで大事になるのは、
トニックへの解決
です。
トニックへの解決といえば
ドミナントモーション
でしたね。
メジャーキーにおいて、V7 から I△7への移動は超気持ち良いよっていう。その理由について詳しくはこの記事を見ていただくとして、
今回特に関係あるのは、この記事の中の、
V7にはトライトーン(超不安)が入っていて、お家帰りたくなる
これです。
ナチュラルマイナーの5番はVm7で、V7と違い、トライトーンがありません。
だから、Vm7弾いても、別に不安じゃないし、
別に家かえりたくならないんです
これでは困るわけです。
超不安からすげー気持ちよくお家帰る
この最高の進行が、ナチュラルマイナーでは得られません。
じゃあどうするか。
Vm7じゃなくて、V7 を弾いちゃえばいいじゃん。とらいとーんでしょ。
単純ですねぇ。
AナチュラルマイナーのVm7は
E G B D でした。
マイナーセブンをドミナント7にするってことは、
違いは3rdの音でしたから、マイナーセブンの3rdの音Gを半音あげて、
E G# B D
にするってことです。Gを半音あげるってことです。
AナチュラルマイナースケールにおいてGの音は7番目でした。
ナチュラルマイナーは、メジャースケールの3,6,7番目をフラットさせたスケールでしたが、7番目だけメジャーと同じにもどすってことです。
こうして、メジャースケールのうち3,6番目だけフラットさせたあたらしい
マイナースケール神の一面が誕生しました。
Aでいうと、 A B C D E F G#
*補足、調号が出てきてやる気が無くなった人へ
Aナチュラルマイナーは調号がつかない(ABCDEFG)状態ですでにナチュラルマイナーです。でもこれは、Aメジャースケールの3,6,7度を下げたものと考えられますね。
だから、Aメジャーには調号がついて、 A B C# D E F# G# になります。
もともとA B C# D E F# G#であるAメジャーの3,6,7を下げたらABCDEFGのAナチュラルマイナーになります。だから、Aナチュラルマイナーの7番目だけメジャーに戻す、という風に考えると、ABCDEFG#と出てくるわけです。
こいつが、ハーモニックマイナースケールです。
(コードVm7をドミナント7にしたかったんだったな、コードの話だな、ハーモニックだな、と覚えていただければ。。)
**追記
3つのマイナースケールの音程を表にまとめた記事を書きましたので、
練習日記27を読みつつ、この表を見ていただくとわかりやすいかもしれません!
さて。
ハーモニックマイナースケールでは、
メジャースケールと同様、
そしてナチュラルマイナースケールと異なり、
7番目の音があと半音上がれば主音になります。
AナチュラルマイナーはABCDEFGだから、GからつぎのA行くとき1音あがってます。
Cメジャーをみると、BからCには半音ですね。
AハーモニックマイナーはABCDEFG#なので、G#からAでやはり半音です。
この、7番目の音から主音に半音で帰るのもやはり気持ちよいのです(これもドミナントの記事でちょっと出てきましたね)。こういうのを導音といいます。そういう意味でもハーモニックマイナースケールは気持ちいいわけです。
が
が
が
実際に ABCDEFG#A と弾くと、
なんかアラビアっぽい
これはこれで、それでいいなら別にいいんですよ、べつに文句言ってるわけじゃないんです、ただあの、個人的なというか、建設的な意見の一つとして聞いていただければもにゃもにゃ
まあ、
正直このままだとアラビア的音楽以外を弾くときメロディーに困るんす。
この理由はもちろんGを半音あげたことにあって、
アラビアに似てることは抜きにしても、メロディー作るときに困るのは、
FからG#まで、1音半ジャンプしてる(飛びすぎ)のが原因だそうです。
ということで、
Fはスケールの6番目の音。
これもメジャースケールを半音下げた3,6,7度のうちの一つですね。
じゃあもう、6番目ももどしちゃおうよ
はい、もどしましょう
Aで考えると、
A B C D E F# G#
これが、
もう一つの顔、
メロディックマイナースケールです。
(V7にするとアラビアっぽいメロディーになっちゃうんだな、それを直したスケールだからメロディックだな、と覚えて頂ければ。。)
*とくにジャズにおいて、メロディックマイナーはとっても優秀だそうです。
いろんなほかのスケールに化けるからなんですが、それはまた別のお話。
でも、メロディックマイナースケールを毎日の練習に取り入れて、いまのうちから慣れておくのは大事かも!
**クラシックにおいて、メロディックマイナーは上昇するときのみ使われて、
下降するときはナチュラルマイナーを使うと習います。習いますが、まあこれは
ふーんって思っとけばいいと思います。
長くなりました。。
さて、
このようにマイナースケールには3つあるわけですが、取り急ぎ覚えておくことは、
1、とりあえずナチュラルマイナーが主人格
2、V7はぜひ欲しいので、ナチュラルマイナーのスケール7番目の音は半音上がりがちだし、マイナーキーの曲にもVm7のかわりにV7が良く出てくる
3、メロディックマイナースケールは便利君なので弾けるようになろう
くらいですかね!
本当はもちろん、ハーモニックマイナーからもメロディックマイナーからも
ダイアトニックが作れて、それも考えたほうがいいんでしょうけど、
ちょっと疲れたのでそれはまた今度もし必要になったら!!!
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上の説明が分かりづらかった方のために、Cで説明してみます。
Cメジャー CDEFGAB
じゃあ Cナチュラルマイナーは?
3.6.7度を下げるので、
C D Eb F G Ab Bb
ですよね。
まず、最後の音Bbと次のCを半音の差にしたいので、
もしくはVm7(Gm7つまり G Bb D F)をV7(G7つまりG B D F)にしたいので、
Bbを半音あげて、3番と6番だけフラットさせることにします。
C D Eb F G Ab B
になります。 これがハーモニックマイナーです。
で、上で書いたとおりメロディー的によりイイ感じにしたいので、
6番の音をフラットするのもやめちゃいます。
C D Eb F G A B
になります。これがメロディックマイナーです。
まとめると、
Cメジャー C D E F G A B
Cナチュラルマイナー C D Eb F G Ab Bb (3、6、7がフラット)
Cハーモニックマイナー C D Eb F G Ab B (3,6がフラット)
Cメロディックマイナー C D Eb F G A B (3がフラット)
これでどうだ!?
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