前回まで、メジャースケールの各モードをちょっと足早に見てきました。
足ばやすぎたかな。。とも思うので、
ここで一度ちょっと、スケールとモードについていままでのまとめをして見たいと思います。
まず、前回これをやりました。
今までの練習日記で、
キーが例えばCメジャーのとき、
Cメジャースケールの音を一個ずつ重ねてみよう、と言って、
ダイアトニックコードを作りました。
その後、
じゃあダイアトニックコードが出てきたとき、どんなスケールを考えたらいいだろう?
と考えて、
メジャースケールの各音からスケールを始める、モードという考え方を使い、
イドフリミエロ、7つのスケールがあることを確認しました。
今回は復習をかね、今までのところを別のキーでやってみます。
せっかくなのでステップバイステップで考えてみますので、
いままでの復習としてまったりお読み下さい。
たとえば、キーがFメジャーだったらどうなるでしょう?
まずは神様に御光臨ねがいます。
(つまり、Fメジャースケールを考えます)。
とりあえず、Fから音を並べます。
F G A B C D E
ですね。
でもCメジャーでもAマイナーでもないので、
どこかに調号がつくはずです。
サークルオブフィフスを見ると、FはCの左隣にあります。
よって、フラットが1つ付くことが分かります。
フラットのつく順番を、サークルオブフィフスをみて確認すると、
最初にフラットがつくのはBです。
よって、Fメジャースケールは、
F G A Bb C D E
であることが分かりました。
つぎに、
ダイアトニックコードを考えます。
ダイアトニックコードのコードの種類の順番(メジャーキーだったら、1番目が△7、2番目がm7、、、でしたね。マイナーキーだったら、1番目がm7、2番目がm7b5。。。でした。)は、変わらないので、
Fメジャーキーであれば、次のようになります。
I番:F△7
II番:Gm7
III番:Am7
IV番:Bb△7
V番:C7
VI番:Dm7
VII番:Em7b5
最後、モードについて考えます。
メジャーキーだったら、モードは
イドフリミエロの順番で並びますので、
Fメジャースケールの、各モードはこうなります。
第一モードは、F イオニアン
第二モードは、G ドリアン
第三モードは、A フリジアン
第四モードは、Bb リディアン
第五モードは、C ミクソリディアン
第六モードは、D エオリアン
第七モードは、E ロクリアン
ここまでいいでしょうか?
ここからちょっと補足(これは復習ではありません)ですが、
もしマイナーキーだったらどうかをちょっと考えて見ます。
マイナーキーについて今まであえてあんまり触れてなかったのはですね、
マイナースケールが3種類あるため、
メジャースケールより複雑だからなんです。
とりあえずこれから、基本となる、
ナチュラルマイナースケールを元に考えます。
(マイナーキーの曲で、ずっとナチュラルマイナースケールを使って書かれてるものとします)
いつもAマイナーだとあれなので、じゃあEマイナーで考えます。
まずスケール。
さっきと同じようにEから音を並べます。
E F G A B C D
サークルオブフィフスを見ると、
EマイナーはGメジャーの平行調です。
右回りにCから一つのとこにあります。
なので、シャープが一個付きます。
どこにつくかはこれまたサークルオブフィフスをみると、Fから付きますね。
だからEマイナーのスケールは、
E F# G A B C D
となりますね。
さっきもリンク貼りましたが、
サークルオブフィフスは仮装パーティする前日のドンキばりに便利ですから、
ぜひつかいかたをおぼえてください。
つぎ、ダイアトニックコード。
マイナーキーのダイアトニックスケールについて考えたとおり、
ナチュラルマイナースケールの、
ダイアトニックコードの種類の順番は、
m7、m7b5、△7、m7、m7、△7、7 の順番でした。
メジャースケールのダイアトニックの順番の、6番目から始めたんでしたね。
だからキーがEマイナーだったら、
I番:Em7
II番: F#m7b5
bIII番:G△7
IV番:Am7
V番:Bm7
bVI番:C△7
bVII番:D7
となります。
で、これと同じく、
マイナーキーのモードも、
イドフリミエロの6番目から始まります。
第一モードがエオリアンってことですね!
Eマイナーだったら、
第一モード Eエオリアン
第二モード F#ロクリアン
第三モード Gイオニアン
第四モード Aドリアン
第五モード Bフリジアン
第六モード Cリディアン
第七モード Dミクソリディアン
なんですが、
マイナースケール神はなにしろキャラが固まってないので、
Eマイナーの曲でも、Eハーモニックマイナースケールとか
Eメロディックマイナースケールをもとにダイアトニックコードが作られてたり、
メジャーのときに比べて一貫性が無いんです。
この辺の話はまた考えたいと思いますが、
とりあえずマイナーキーだったら、ナチュラルマイナースケールを基にした、
上のダイアトニック、モードを考えつつ、
例外が出てきたらそのとき考える、って作業が必要になります。
どのマイナースケールを使うにしろ、考え方は同じなんですけどね。
とりあえずこんな感じでしょうか。
この話が難しかったなーという方は、
もくじを見ていただいて、最初のほうから記事をいくつか眺めてみて、
記事がわかりにくくなってきたなーって思うところのちょっと前から読んでもらえたら、分かりやすくなるかもしれません。
これ書いてて思うんですが、やっぱり全ての基礎は音程っていう考え方の理解と、
メジャースケールについての理解です。たかが音程、とバカにせず、
音程の記事から読んでみるのもいいと思いますよ!
つぎは、一つ一つのモードを詳しく見ていく前に、
あるコードに対して使えるスケールはモードだけなの??って話をしようとおもいます。
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