これまで30回近く続けてきた練習日記ですが、
とりあえず音楽理論の基礎の基礎は大分カバーできたのではないかと思います。
というか、今までのところって理論っていうか、
西洋の(商業)音楽の成り立ちの説明って感じなんですよね。
クラシックにコードって考え方もともとないんですよ、知ってましたか?
音程とメジャー、マイナースケールですね。
まあでも、いままでのところが分かってれば、ポップス音楽理論の本とか、ほかのサイトとかも、読んでだいたい意味わかるようになってるはずです。そうだといいな。
で、実際コードトーンだけでも分かれば、簡単なウォーキングベースなら弾けますし、
理論の勉強としては、いよいよスケールに入っていきたいところではあるのですが、
そのまえにちょっと立ち止まって、
考えなきゃいけないことがあります。
今日のテーマは本当に大事です。
楽器を練習することと、同じくらい大事だと僕は思います。
耳についてです。
音楽は耳で聴きます。
音楽はハートで聴くんじゃいという方、
それもそうですね。でもそういう話じゃないんです。
耳で聴きたくないって人はもうアレなのでほんと、アレです。
いままで、例えばコードの形について考えているとき、
指盤上の形だけではなく、どこがどの度数かを覚えよう、
弾きながら度数を意識しよう、
コードが鳴ってるときに、どの度数を鳴らすとどんな感じかつかもう、
と書いてきました。
つまり、イメージを持って音を鳴らそう、ってことです。
これは、コードをみたらぱっと自分の思ったとおりに弾けるようになるためにどうしても必要なことだと思います。思ったとおりにパッと弾けるってことは、すでにイメージが頭の中にあるってことですもんね。
いくらスケールを勉強しても、
結局かっこよく弾けないし、理論とか意味無いじゃん、
とかって良く聞く話です。
仰るとおり、ただコードトーンとか、スケールを勉強しても、
それを使ってかっこいい演奏ができるようにはなりません。
で、ですね、これ、
理論と耳が一体になってないのが大きな理由なんじゃないかと思います。
理論なんか知らなくても弾きながらイメージがどんどんわいてきて、
そしてそのイメージどおりに楽器から音が出せる天才であれば、
理論は別にいらないのかもしれません。
でもそうでないのなら、
イメージ通りに弾けるようになるために、
理論(まず今どんな状況なのか言葉で理解でき、その上で何ができるかわかる)
と、
耳(聴いたら何が起こってるか分かるし、そこで自分がなにをしたらどうなるかイメージできる)
をセットで身につける必要があるのだと思います。
理論だけ知ってても、実際の音をイメージできなければ使えませんし、
耳だけ良くても、イメージしたものを形にしにくいですもんね。
こういう感じで、理論を耳と結びつけることは、
ソルフェージュという音楽の基礎訓練のうちの大きな側面の一つらしいです。
さっきも書きましたが、楽器自体の練習と同じくらい大事なことだ、という人もいるくらい大事です。
ソルフェージュ、気になる方は色々調べてみても面白いと思いますが、
本格的にやろうと思ったら大変なトピックですし、僕は専門家でもなんでもなく、
とりあえず自分でできる訓練は、と探したものを次回発表しますので、
ぜひ
ぜひ
ぜひ
やってみてください!
次回につづく!
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