ひたすら耳コピしてたら、いつか自由に弾ける日が来るといいのですが、
来るか来ないか分からない日を待つより、それを目指して練習した方がいいと思うんです。
コード進行を見てパッと弾けるようになるための練習の一つに、
”読む練習”があります。
コードをみたら何を弾いたらいいかわかるようにならないといけないので、
コード進行を自分なりに分析できるようになる必要があるわけです。
このブログでは、ひとまずモードの説明も最初だけは出来ました。
モードについては一つずつ音程と指盤の形をこれからやっていくとして、
それと並行して、読む練習についても考えていきたいと思います。
名づけて読む練習シリーズ。
楽譜をもらったらまずすることシリーズ、とも言えそうです。
まずなにはともあれ、
その曲のキーを調べる
ってところからやってみたいのですが、
今日はその前に、今までのちょっとした復習も兼ねて、
(音楽理論のブログって、みんなこう、わかってるでしょみたいに書いてあって
まず、そもそも何でキーなんて分からないといけないのか。
から考えたいと思います。
キー(調)ってなんなのかについては、この記事からご覧ください。
さて。
キーは、一言でいうとその曲を作る元になるシステムでした。
なので、
キーがわかれば、
スケールがわかり、
ダイアトニックコードが分かり、
すると曲の中の各コードが、どんな役割を持っているか分かります。
これはもう、コードをみて好きなように弾けるようになりたいなら絶対知らなきゃいけないところです。
キーを知らないで演奏するのって、地図もコンパスも無く知らない街を歩いているイメージに似てる気がします。
たとえばですね、
C△7というコードがある曲で出てきたとします。
これ、キーがCメジャーだったら、ダイアトニックコードの1番(トニック)でした。
役割的に言うとお家でした。
でも、これ、キーがGメジャーだったら、
どうなります??まだお家ですか?
。
。
。
。
C△7はダイアトニックコードの4番(サブドミナント)なんです。
(サークルオブフィフスを見たりしながら考えてみてくださいね)。
4番の役割は、お家じゃなくて新宿駅東口でした。
ですから、考え方のほんの一例ですけど、
CメジャーキーのC△7では落ち着く感じを出したらいいのかな?
あんまり変なことしないほうがよさそうかな?
とか、
GメジャーキーのC△7では、つぎどこに行くか考えて弾いたりとかしたらいいのかな?
とか、
自分で何を弾くか考えるヒントになりますよね。
また、
前回モードについて考えたとおり、
また、その復習でもやったとおり、
Cメジャーキーでの1番目のコードであるC△7には、
Cメジャースケールの第一モードが合うので、Cイオニアンスケールが合いますが、
Gメジャーキーの4番目であるコードC△7には、
Gメジャースケールの第四モード、Cリディアンが合うってことになります。
おもしろいですよね!
そもそも、どのコードにどのスケールが使えるか、っていう考え方は、
合ってるようでいて、ちょっと違うようです。
どのコードが、どういう状況で使われてるから、と考えて、初めて
どのスケールにするかが決められるってことです。
おなじコードを鳴らしても、
キーによってその役割も、使えるスケールも変わる。
だから、まず何はともあれキーがわかんないと、
どのコードでどんなことを考えたらいいかすら実はわかんないんですね。
曲を分析するなら、まずはキーから!ってことで、
このシリーズの次回記事ではキーの判別法を考えます!
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